2025年6月28日 更新

【京都和菓子】6月30日夏越の祓に氷を模した季節菓子『水無月』必食!京菓子老舗「仙太郎」

おおきに~豆はなどす☆今回は四条寺町に本店構える京菓子老舗、その山科店。今が季節の和菓子であり、6月30日夏越の祓に欠かせない和菓子『水無月』を買いに事前に行ってきました。

6月30日夏越の祓に京都で食される季節菓子『水無月』

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下京区、四条寺町にある創業130年の歴史ある京菓子老舗『仙太郎』。京都市内の百貨店はもとより、東京、名古屋、大阪などの百貨店でも店舗を構え、行列風景しばしばの全国的にも知られるお店。

そんなお店の山科店に、6月30日夏越の祓に京都で食される季節菓子『水無月』を求めてやってきました。比較的空いてるかなと思ってやってきましたが、店内に行列をつくり、さらに京都東インターから近いということもあるのか続々と他府県ナンバーの車も集結(汗)
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とはいえ、家族が揃うのが6月30日前ということで、フライング気味にやってきたわけですが、すでに6月30日分の予約受付は終了とのこと。

今回は水無月一択でやってきたわけですが、店内にはこの季節らしいお菓子が並んでいます。

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特に関東圏ではおはぎが有名な仙太郎ですが、昔からの看板商品はこの『ご存じ最中』。最中種(皮)から餡がはみだすほどのボリュームで、特に餡子ラバーには悶絶の美味しさ。
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夏の進物に最適な水羊羹も各種あり。
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これも夏らしいお菓子、若あゆ。
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河内晩柑を丸搾りで果皮の器に流し固めたものや、本店と山科店のみ篭入りの水羊羹『竹の水』を事前予約のみで販売。最近ではプラスティック製も多い中、篭入りは風情がありますね。
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さらに、こちらも定番人気のおはぎや大福類。
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で、今回のお目当てはこちら『みなづき(水無月)』。

京都では6月30日の『夏越の祓(なごしのはらえ)』に食べる和菓子として周知され、有名店では予約しないと当日入手できないほどの人気だったりします。

夏越の祓は、お正月から6月までの半年間の汚れを祓い清め、残り半年の無病息災を祈願する神事。その際、京都では昔から水無月を食べる習慣があります。かつて旧暦6月の暑い盛りに、氷室から切り出した氷を都へ運び、暑気払いに食す宮中の習慣がありました。ですが、当時氷は貴重品であったため、庶民の口に入ること叶わず、江戸時代にそれに代わる氷に見立てたお菓子として考案されたのがこの『水無月』。

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こちらでは白、黒、抹茶の3種類各260円が用意され、今回は白と黒を購入することに。
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お饅頭類や水無月など、こういったタイプの和菓子は、基本賞味期限は本日中。
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こちらの水無月、四角いわけではなく白と黒それぞれ2個ずつ並んでいます(笑)

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リーフレットには、水無月の歴史について語られています。それだけ京都の暮しの歴史とともに成り立つ和菓子。
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こちらは台座の外郎部分が白の定番タイプ。外郎が氷をあらわし、上に散りばめられた小豆が魔除けの意味なんだとか。私もこれまでいろいろと名店の水無月を食べてきましたが、こちらのものは外郎部分のモチモチ感秀逸、さらに大粒小豆の粒立った風味と美味しさが際立っています。
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さらに、黒。黒糖です。
艶やかでふっくらと炊かれた大納言小豆は上品な甘味、控えめな黒糖風味の外郎とのバランスよく、全体的には甘さ控えめで、素材の上質感が際立つ逸品。京都市内には京菓子の老舗がいろいろありますが、餡子に関しては個人的に一番好きなのがこの仙太郎。

今年はすでに梅雨明けし、番狂わせな猛暑がすぐにやってきそうな夏。暑気払いにふさわしく、冷やして食べるにも美味しい和菓子。水無月は6月30日以降もしばらく販売されていますので、ぜひ夏の味覚としてお楽しみください!ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

店名:仙太郎 山科店
場所:京都市山科区竹鼻竹ノ街道町60−1
電話:075‐592‐5046
営業時間:10:00~17:30
定休日:1月1日、他不定休
公式サイト:https://www.sentaro.co.jp/
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