2022年1月11日 更新

昼は材木店、夜は酒場の『井倉木材』が教える「裏技チャーハン(焼き飯)」の作り方!

京都府庁裏にある、舌の肥えた紳士たちに人気の立ち飲み店『井倉木材』。カウンターから出ることなく一升瓶から日本酒を注ぐパフォーマンスと90円のポテトサラダから時価のコッペ蟹までメニューのバリエーションも魅力的。酒飲みの楽園のような空間を提供してくれている井倉さんがキョウトピの動画に登場!真似すれば絶対おいしくできるチャーハンの作り方を教えてくださいます。

井倉さんが教える「裏技チャーハン」の作り方

 (204761)

京都府庁の裏手にひっそりと佇む、京都でも指折りの立ち飲み屋「酒場 井倉木材」。昼間の営業は材木屋。夜の戸帳が降りる頃、酒場の看板に明かりが灯れば、どこからともなくお客さんが訪れる人気店。立ち飲みとしては平均単価高めなので、お客さまにも紳士淑女が多い印象です。
ハズレなく美味しいメニューと、口数は多くないのになぜか魅了される接客で人気の店主 井倉康博さんが、裏技チャーハン(焼き飯)の作り方を教えてくれました。何が裏技かって、キッチンを汚さずに調理できて奥さんに怒られないってこと。家庭でのポイントを上げたいお父さん必見です!

材料一覧

ごはん 200g(動画では「サトウのごはん」使用)
卵 1個
ロースハム 1パック
ネギ 適量
サラダ油 大さじ1
ラード 5g
塩胡椒 適量
うま味調味料 2g
醤油 大さじ1/2
酒 大さじ1/2
みりん 大さじ1/2
 (204762)

作り方の手順(キッチンを汚さない作り方)

 (204760)

・ハムは、パックを開けず、パックの上から包丁で押し切りする。およそ7〜10mm角
(包丁は上から直角に押し当てる、引き切りにするとパックが破れるので注意)

・パックごはんは、商品に記載のある調理時間の半分の時間で温める。

・のこりご飯(冷やご飯)で作る場合は、ほぐれにくいので、少し温めてほぐしやすい状態にしておく。

・テフロンフライパンを強火にかけ、油をしき、1分ほど温める。
※テフロンを傷つけないように、木べらを使って調理していきます。

・温まったフライパンに卵を割入れて混ぜる、半熟のうちにごはんを入れる。

・あおらずに米をパラパラにするために、ごはんを切るようにして混ぜる。

・米と卵が混ざったら、パックを開けてハムを入れる。

・塩・コショウ・うまみ調味料を入れて味付けし、材料がまんべんなく混ざるようによく混ぜ炒める。
・お酒とみりんを入れることで、うまみがついて、ご飯もパラパラになる。
※お酒とみりんを入れると、米にうまみがつき、パラパラになりやすいので、ケチャップライスやチキンライスを作るときにも下味に使うとよいそう。

・鍋肌から醤油を入れる。味は塩胡椒、うま味調味料と酒・みりんでしっかりついているので、醤油は香り付けの役割。

・ラードを最後に投入し、ご飯の一粒一粒をコーティングするイメージでよく混ぜる。
※チャーハンで大事なのは塩みと脂のうまみ。

・ラードのうまみがご飯全体に行き届いたところでネギを入れて、まんべんなくネギが混ざったら完成!
・盛り付けのときは、深さのあるお茶碗に入れて、お皿にプッチンすると美しい見た目になります。

料理のコツ

・テフロンのフライパンで炒め物をするときは、木べらを使うとテフロンが剥がれない

・洗い物をなるべく少なく済ませるために、ハムはパックのままカット、卵は別皿で溶き卵にせず、フライパンの中でさっと混ぜる。

・炒飯の隠し味は、お酒とみりん。この2つを加えることで米にうまみがよく馴染み、パラパラとほぐれやすくなる。

・醤油は香りづけ。鍋肌で水分を蒸発させるように注ぐことで香りを立たせる。

・チャーハンの味を決めるのは塩みと脂。最後にラードを入れて米粒をコーティングすることで、簡単な材料でもプロの味に近づきます!

動画の感想

今回の動画、家庭内でポイントアップしたい方はもちろん、家事時間を時短したい人、必見です。

調理での洗い物が必要なのは、ネギを切ったまな板と包丁、フライパンぐらい。
カットネギを購入したなら、汚れるのは本当にフライパンくらいです。

基本の材料も米とハムとネギと卵ととってもシンプル。
それをプロの味に近づける魔法の食材が「ラード・酒・みりん」。
ちょっとひと手間、ちょっと1品追加するだけで「家庭の味がこんなに変わるなんて!」と目からウロコですよ。
さ、レッツクッキング!

基本情報

店名:酒場 井倉木材
住所:京都市上京区藪之内町77
電話番号:非公開
営業時間:17:00~21:00(L.O.)
定休日:日曜・祝日
※カウンターは全席禁煙、倉庫席の一部は喫煙可
参考記事:https://kyotopi.jp/articles/UgRTk
18 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

Kyotopi 編集部 Kyotopi 編集部