2019年11月26日 更新

【京都発酵めぐり】発酵食品に新たな可能性広がる!和食のイベントで変り種和菓子を発見☆「京都・和食の祭典2018」

和食の一大イベント、3月4日(日)西本願寺で開催された「京都・和食の祭典2018」に京都発酵食品部も参加してきました。そして、そこでは発酵食品の新たな可能性を感じる一風変わった和菓子を発見。ご紹介します!

京つけものを使った斬新和菓子を発見!

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この日3月4日日曜日、和食の一大イベント「京都・和食の祭典2018」が開催。会場となる西本願寺に京都発酵食品部も参加。面白い発酵食品がないかと物色がてらやってきました。
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西本願寺も広々とした境内で、そろそろ春の花もつぼみ膨らんで、開花待ちといった状況ですかね。
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昨年特別拝観されて、大反響だった京都三名閣の一つ『飛雲閣』。つぎの拝観が何年先になるかわからない、ということで慌ててご覧になった方も多いのでは?

現在、飛雲閣は修復工事中で完成予定は2020年。それまで拝観はできないわけですが。
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いやいや、ご安心あれ。
今年4月13日~16日の期間中、修復現場の特別公開を実施。無料拝観ではありますが、事前申込要。工事の様子を拝観できる貴重な公開ですね。ご興味のある方は是非!
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いつも見ごたえある唐門。桃山時代の豪華な装飾彫刻を充満した檜皮葺き(ひわだぶき)・唐破風(からはふ)の四脚門(しきゃくもん)で、伏見城の遺構とも。
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そんな唐門を背景に食品ブースが並び、参加者でかなりのにぎわいをみせていました。イベントの会場としては、他龍谷大学もありましたが、ここ西本願寺会場では物産販売が中心。
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「京・北山たけのうち」。佃煮類がいろいろと。ちりめん山椒の実山椒がピリッとした痺れる辛さがあり美味しい!色味もグリーン色を残してキレイ。
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「Take a nap Crackers 」からは京あられ。
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エビ、柚子、山椒、黒豆などが練り込まれたあられ。
柚子を試食させてもらいましたが、さわやかな柚子の風味と酸味が斬新な味わいでした。
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「藤澤永正堂」からはあられの金平糖。キレイな形にうっとり。生姜味。ぶぶあられとドッキングしてるんだとか。
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他のブースで油売ってないで、目的の発酵食品をリサーチしないと(笑)ということで、おなじみの京つけもの「西利」さん。
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西利といえばラブレ菌!てくらい、イメージ定着。すぐき漬に含まれる乳酸菌であるラブレ菌を活用した加工食品をブランド化。
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そして、漬物を使ったお寿司も販売されてました。美味しそう!
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他に何かもう少し面白いものはないかと物色してて、こちらへ。西京極にある京つけもの川久「北尾商店」さんのブースへ。
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季節がら、菜の花漬や日の菜漬など春らしいお漬物が並んでいたんですが。

ん?んんん??すごいもの発見!
花菜おはぎ。菜の花漬がトッピングされてる!こんなん初めて見ました。漬物を使った和菓子。もう興味はそこ一点に集中(笑)そして、トッピングだけにとどまらず、中のお餅にも菜の花漬がねりこまれてるんだとか。もう即買い。
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そして、これも。
なんていう斬新な発想なんでしょう。ドライ漬物。大根と赤カブですが。一体どんな味わいなんでしょう。お店の人曰く、ドライフルーツのような食感とのこと。これも購入。
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で、自宅で食べてみることに。
すでにおはぎらしからぬビジュアル(笑)菜の花漬が埋め込まれています。で一口。

意外と美味しいです(笑)サクサクとした菜の花の食感といい塩味といい。
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中の餅にも刻んだ菜の花漬がまんべんなく。考えてみると桜餅も桜の葉の塩漬けと一緒に食べたりするので、違和感ない組み合わせと言えばそうなりますね。菜の花の食感が主張してる分、ある意味面白い。これはイケます。

こういった祭事の時だけの商品らしいです。残念!
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そして、こちらドライ漬物。
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大根と赤カブの漬物がドライ状に。
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食べてみると、天日干しした乾燥野菜のようなグミグミとした食感。味は甘味とほのかな酸味。そして、大根や赤カブ特有の辛み、苦味も。というか、なんでこういう商品を作ろうと思ったのか興味津々。
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そして、試しにこれを湯戻ししてみたところ、漬物らしいカリカリとした歯切れのいい食感が復活。これ、宇宙食や登山食にもなりそう!あと、シリアルに混ぜるとか。ドライフルーツの代わりにドライ漬物で(笑)

おそらく、加熱ドライ品だと思われるので発酵に関わる乳酸菌は死滅してそうですが、発酵食品の新たな転用の可能性が広がる商品に出会いました。面白い!

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詳細情報

※イベントは終了しました。

開催日時:平成30年3月4日10:00~16:00
会場:西本願寺
入場料:無料
関連サイト:http://washoku-kyoto.jp/
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