2022年8月16日 更新

【京都お盆の風物詩】五山送り火3年ぶり完全復活☆全部見えるポイントはココだ!説

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都お盆の風物詩として知られる五山送り火。コロナ禍で縮小点火が続いていましたが、3年ぶりに完全復活。

3年ぶりの五山送り火完全復活☆

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毎年8月16日の定刻、市内を取り囲む五山に火が灯される京都のお盆の風物詩「五山送り火」。地元民にとってはご先祖さまを送る宗教行事の一つ。
最近はあまり聞かなくなりましたが、以前だと知らない人は「大文字焼き」と呼んだりすることも。いえいえ、山焼きの一種ではありません(笑)

五山の送り火の起源については、諸説あります。平安時代の初期に空海が始めたという説、室町時代中期に足利義政が息子の冥福を祈るために行ったなど。

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昨年までは新型コロナ感染拡大予防のため、火床を大幅縮小し実施された五山送り火。過去、地元KBS京都テレビ中継での様子ですが、こちらが大文字山の点火風景。想像力を働かせて『大』の字をイメージしながら拝む感じでした(笑)

ですが、今年からようやく3年ぶりに完全復活。その間、鹿の食害により地盤ゆるみ妙法の火床が危ない、や鳥居形の松明確保ピンチなど様々問題も。そんな難問もクリアしつつ、当日は無事執り行われることを祈るしかないですね。
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大文字山
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妙法

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左大文字
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鳥居形
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舟形

現在は「大文字」「左大文字」「妙・法」「舟形」「鳥居形」の5つの山で執り行われていますが、明治時代以前は13山あったと言われています。送り火の風習は、朝廷や幕府が関わる行事ではなく、一般庶民によって始められそうです。画像は過去の送り火を撮影した様子。

明治時代、政府の近代化政策によって祇園祭と送り火の禁止令が出されましたが、その10年後復活。第二次世界大戦後は資金難もあり、今の五山だけになってしまったという経緯。

もしかしたら、祇園祭りの前後祭り復活と同じく、近い将来13山復活!というのもあり得る話かも?と妄想してみたり(笑)
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こちらは以前百万遍あたりで撮影した大文字山の様子。徐々に点が線になっていくのがよく見えました。
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そして、毎年繰り返されるこの疑問『五山全部見えるポイントは?』逆に全部見えないとダメですか?とも思えたり(笑)

よく言われているのが、京都タワーや京都グランヴィアホテル、伊勢丹最上階など。でも、ちゃんと文字が認識できるほどでもないと思いますが。あと、同志社大学寒梅館、京大病院など。でも鳥居形は難関だと思いますが(笑)かなり南になりますが、イオン洛南なんて説もあります。でも一番よく見えるのは、解説入りの地元ローカルテレビKBS京都やNHKBS中継ですね。

冒頭でも言いましたが送り火は厳粛な宗教儀式。ご先祖さまにつつがなく毎日を送れていることに感謝し、鎮魂の気持ちでお祈りを捧げ、送り出す気持ちあってこその行事。そして、今年の送り火完全復活もありがたい気持ちで臨みたいですね。

五山送り火マップ

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