2019年6月15日 更新

「夜、金の秘密が見えてくる」で奇跡の一枚を撮影「妙心寺 塔頭 春光院 」

妙心寺 塔頭 春光院 特別公開で奇跡の一枚を【京の夏の旅】

【京の夏の旅】特別公開

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6月に入り、今年の「京の夏の旅キャンペーン」の開催が近づいてまいりました。キャンペーンの中でも、6月29日から始まる「妙心寺 春光院 夜間特別公開」は注目です。今日は公開に先駆けて「みどころ」をお伝えします。カメラ好きの方は必見です。(実際の美しさは来てのお楽しみ!)
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夏はお盆もあり、お寺も忙しいため、特別公開は比較的少ない時期ですが、この春光院の特別公開では、ライトアップされたお庭と、和蝋燭の趣を模した照明で、室内を見学することができます。更に、その明かりの先に、京狩野の絵師 狩野永岳の作と伝わる金碧障壁画をみることも。これこそが特別公開の一番の見所といってもいいのではないでしょうか。
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近年、障壁画は美術館や博物館でみることが多いですが、全体をくまなく鑑賞できるように、照明が準備されています。しかし、本来、建物の中にあった障壁画は、どのような見え方だったのでしょうか。そして、障壁画はみる人をどのように魅了していたのでしょうか。その答えは、夜、灯りとともに見ると浮き出てきます。
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目の前にある障壁画をとおして、更に、その空間の価値や、それをみる人の価値観にまで思いを馳せるキッカケを与えてくれるのが、ON THE TRIPのオーディオガイド。谷崎潤一郎の陰翳礼讃(いんえいらいさん)をテーマにしたガイドで、金の秘密を明らかにしてくれます。さらに、ナビゲートは春光院の川上副住職自ら。スマホなら、無料でお楽しみいただけます。

さらに、鑑賞、金の秘密についての解説だけでなく、今回の特別公開は、この障壁画を撮影していただける貴重な体験となっています!
最後に大事なことをひとつ。今回特別公開を行う春光院も含め、文化財を守り続けることは簡単なことではありません。公開することによる劣化のリスクもあります。美術館や博物館の展示をじっくりとみることも素晴らしいことですが、元来存在していた場所でみていただけることは、お寺やその場所の価値や意味、日本人の美意識や感性、そしてそこに携わってきた方々が何を大切にしてきたのかなどにも、少し思いを馳せてもらえる機会になると思います。是非とも、この春光院の特別公開が、京都をもっと好きになるキッカケになれば幸いです。
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「京の夏の旅」の冊子は、JR西日本、JR東海の主要駅、京都駅の観光案内所等でゲットできます。(ホームページ:URL)冊子を片手に、さまざまな特典をうけられる施設を回るもよし、浴衣姿で限定イベントに参加するもよし、涼しいバスで特別公開先を巡るもよし。皆さん、夏だからこそ、暑い夏の京都を楽しんでください。
※最新の情報はホームページでご確認ください。

イベント情報

場所:妙心寺 春光院
住所:京都市右京区花園妙心寺町42
開催日程:2019年6月29日(土)~8月4日(日)
時間:17:00~20:30(受付終了)
関連ページ:
https://ja.kyoto.travel/specialopening/summer/2019/campaignevent/single.php?season_event_id=73
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