2022年11月2日 更新

【2022京都紅葉最新】錦秋と苔の茶人好み庭園でお抹茶も楽しめる☆妙心寺塔頭「桂春院」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は右京区花園にある臨済宗寺院・妙心寺塔頭。紅葉穴場スポッとも言うべき名庭を愛でながらお抹茶も楽しめます。10月28日撮影。

『西の御所』とも称される妙心寺の穴場紅葉スポット

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右京区花園、丸太町通り沿い。JR花園駅からもスグの場所にある臨済宗妙心寺派の大本山『妙心寺』。日本にある臨済宗約5650寺院のうち、過半数以上の約3350寺院が妙心寺派で占め、さらに境内には46の塔頭を有する巨大寺院。

その塔頭に中で、退蔵院・大心院とともに通年公開しているお寺『桂春院』へ今回初訪問。10月28日の様子。
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慶長3年(1598年)に織田信忠(織田信長の長男)の次男・秀則(津田秀則)が水庵宗掬(すいあんそうきく)を開祖とし見性院を創建。

その後、豊臣家・徳川家に仕えた武将・石川貞政により、現在の方丈(本堂)・庫裏・書院などの多くの建物を整備し、『桂春院』と改名。
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靴を脱いで順路に沿って進みます。

こちらには、千利休の子・宗旦の門弟の四天王の一人、藤村庸軒の茶室『既白庵』(非公開)があり、境内には4つの庭園「清浄の庭」「侘の庭」「思惟の庭」「真如の庭」を楽しめる趣向。そのうち、こちらは「清浄の庭」。手前には古い石造りの井戸と花頭窓(かとうまど)から植栽も見えます。
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さらに開放された書院があり、その目の前には「侘の庭」があり、美しい苔の絨毯とともに、まだこの時は少し色づく程度でしたがカエデの木も。

今回はいただきませんでしたが、ここでお抹茶とお菓子も楽しめます。この時は貸し切り状態で、静かにお庭を眺めて過ごしました。心洗われる場所。
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途中、お寺で飼われているネコですかね。お庭のまわりを徘徊中でした(笑)さらに生垣奥に撮影し損ねましたが「思惟の庭」の飛び石があり。
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さらに方丈へ。この背後は 寛永8年(1631年)に建立された単層入母屋造・桟瓦葺の建物になっており、京都府指定有形文化財。その内部には、撮影不可ですが狩野山楽の弟子・狩野山雪の襖絵があります。

縁側には長椅子が設置され、眼前に「真如の庭」を見渡せます。端正に刈り込まれた生垣と苔、さらに少し赤く色づくカエデの木々。そして、それらを縁取る垂木。秋の柔らかい日差しがつくる陰影もまた見事な風景を作っていました。かなり穴場的紅葉スポット。
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さらに、方丈から下履きで庭園を回遊できます。

先ほど見た方丈をお庭から見上げるとこんな構造になっています。カエデがもっと本格的に色づけば、見事な風景を展開するだろうな、と。
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さらに、苑路を回遊でき、美しい苔と紅葉を楽しめます。

茶人好みの茶室や庭園を有しつつ、静かに紅葉を堪能できる穴場的塔頭。お抹茶をいただきながら秋を満喫してください!

詳細情報

名称:妙心寺塔頭・桂春院
場所:京都市右京区花園寺ノ中町11
電話:075-463-6578
拝観時間:9:00~17:00(11~2月は16:30)
拝観料:400円
公式サイト:https://keishunin.jimdofree.com/

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