秋は紅葉、夏は青もみじの名所・真如堂を俳句で詠む
最近俳句にハマっていて、京都にある俳句にまつわるスポットを巡っているライターの三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡若干、推しが強すぎて巷では食傷気味の方も多いかもしれませんが(汗)今回もまた懲りずに俳句めぐり連投です。
『涼しさの野山に満つる念仏かな』
江戸時代の俳人・松尾芭蕉の弟子であった向井去来の詠んだ俳句になります。向井去来といえば、嵐山・嵯峨野エリアにある別荘跡『落柿舎』に住んでいたことでも知られ、蕉門十哲の一人。その去来が元禄7年(1694)に真如堂で行われた信濃・善光寺如来の出張御開帳法要に参列した時の様子を詠んだ句。
季語『涼し』で季節は夏。その時如来を一目拝みたいと多くの人であふれていたようですが、暑い夏にもかかわらず、お念仏の響きがこの吉田山に満ちて涼やかであった、という句。その涼やかな雰囲気は、この青もみじの境内からも感じ取れます。
出張御開帳法要は善光寺本堂再建の資金勧募のために行われ、真如堂もこの前年からこの地へ復帰再建を進めている最中でした。信濃・善光寺の阿弥陀如来、京都嵯峨・清凉寺、真如堂の阿弥陀如来は『日本三如来』とも言われ、そんなつながりも感じさせる句。
ちょうどこの俳句と相まった季節に、青もみじの涼やかさを感じてみてはいかがですか?
江戸時代の俳人・松尾芭蕉の弟子であった向井去来の詠んだ俳句になります。向井去来といえば、嵐山・嵯峨野エリアにある別荘跡『落柿舎』に住んでいたことでも知られ、蕉門十哲の一人。その去来が元禄7年(1694)に真如堂で行われた信濃・善光寺如来の出張御開帳法要に参列した時の様子を詠んだ句。
季語『涼し』で季節は夏。その時如来を一目拝みたいと多くの人であふれていたようですが、暑い夏にもかかわらず、お念仏の響きがこの吉田山に満ちて涼やかであった、という句。その涼やかな雰囲気は、この青もみじの境内からも感じ取れます。
出張御開帳法要は善光寺本堂再建の資金勧募のために行われ、真如堂もこの前年からこの地へ復帰再建を進めている最中でした。信濃・善光寺の阿弥陀如来、京都嵯峨・清凉寺、真如堂の阿弥陀如来は『日本三如来』とも言われ、そんなつながりも感じさせる句。
ちょうどこの俳句と相まった季節に、青もみじの涼やかさを感じてみてはいかがですか?
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秋は紅葉の名所として知られるお寺ですが、今の時期なら青もみじの名所として全国的にも知られ、JR東海『そうだ京都、行こう。』でもお馴染み。この日は休日の朝。新緑シャワーを浴びるとともに、境内に俳句を詠んだ句碑があると聞きやってきました。