古より多くの歌人や俳人を魅了してきた景勝地『広沢池』
この句の季語は『名月』で仲秋。シンプルな解釈としては、仲秋の名月を眺めながら池の周りを歩いていたらいつの間にか夜が明けてしまった、というもの。この界隈は今も昔も夜は街灯などの灯りがなく、とりわけ美しい月を眺めるにはうってつけの場所。それが、仲秋の名月ともなると尚のこと。もしかしたら池の水面にも月が映り、さらにそれが反射して辺りを明るく照らしていたのかもしれません。そんな風景に酔いしれていたら、つい夜通し池の周りを歩いてしまいそうですね(笑)しかも、広沢池は周囲1.3kmの比較的安心して歩いて回れる距離。
この風景を目の当たりにしながら芭蕉の句を照らし合わせると、いろんな解釈ができます。そして、仲秋の名月だけに限らず、この風景を見れば誰もが俳句が詠みたくなるかもしれませんね。
この風景を目の当たりにしながら芭蕉の句を照らし合わせると、いろんな解釈ができます。そして、仲秋の名月だけに限らず、この風景を見れば誰もが俳句が詠みたくなるかもしれませんね。
基本情報
名称:広沢池 芭蕉句碑
場所:京都市右京区嵯峨広沢池下町31−2
場所:京都市右京区嵯峨広沢池下町31−2
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日本三沢の一つ。京都市内に居ながらにして里山風景広がる開放的空間。すぐ近くには大覚寺があり、大沢池とともに月見の景勝地として有名で、古来より数々の歌や俳句にも登場するスポット。