2021年9月10日 更新

【京都和菓子】南座隣の老舗の工場直売店☆丹波栗入り『くり餅』絶品「祇園饅頭」

おおきに~豆はなどす☆今回は東山区三条白川西沿いにあり、祇園南座西隣に店を構える老舗和菓子の工場直売店。できたての美味しさを堪能でき、季節のお饅頭も絶品。

祇園南座に店を構えるお饅頭老舗の工場直売店

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東山区、三条白川西。ちょうど地下鉄東山駅1番出口からスグの細い通り。岡崎エリアへ向かう抜け道として、地元民はもちろん観光客も好んで歩く通りでもあります。静かな京町家の並ぶ住宅街を抜けると白川縁の道につながり、川の清涼感を味わいつつ、さらに進むと平安神宮の大鳥居にたどり着く、そんな通り。

そこにたたずむ一軒のお饅頭屋さん『祇園饅頭』。どこかで聞いたことのある店名やなぁと、帰宅してから思い出しました。京都南座の西隣にあるお饅頭の老舗。文政2(1819)年創業で現在で5代目だそうです。
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その、工場がこちらというわけ。
言い換えると、工場直売店で出来立ての和菓子をこちらで買える、ということ。意外と多くの方が買いに来られます。もしかしたら、南座のお店よりお客さん多いのでは?と思えるほど(笑)
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工場、という響きから機械まかせに作っているイメージを持ってしまいがちですが、手作りで仕上げられています。厨房も外から見えますが、大釜や中の調理器具の様子は旧式タイプのお饅頭屋さんのそれ、という印象。この時は昼過ぎで、すでにこの日の製造は終了の様子でした。
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そもそも工場主体の店舗なので、販売スペースも限られていますが、定番のお饅頭を筆頭に、季節商品が並びます。すでに和菓子界では丹波栗シーズンに突入なんですね。くり餅、栗蒸しようかん、さらに季節限定のくり赤飯も。

もちろん、ばら売りもされていて、注文すると奥の厨房からお饅頭を出してきて包装してくれました。
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名物は『志んこ』は通年販売。米粉でつくったモチモチとしたシンプルな味わいのお団子。味も三種類あります。他、『にっき餅』、『六方焼』なども通年販売。そういえば、これまで何度かお店の前を通りかかると、にっき(シナモン)の香りが漂う場面に立ち会うことありましたが、志んこやにっき餅を作ってる最中だったのかもしれませんね。
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で、今回は秋らしいお饅頭を、と黒豆入りまめ餅170円とくり餅200円をチョイス。くり餅はこしあんと粒あんを選べ、粒あんをチョイス。きな粉がかかっているのが粒あんとか。全体的に小ぶりのお饅頭ですね。このサイズ感も、もしかしたら祇園の芸舞妓さん仕様なのかも、と思ってみたり。おちょぼ口でも食べられる工夫として。
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で、このサイズなら当然2個くらいペロリだな、とまめ餅とくり餅ツーショットで記念撮影(笑)
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まずは黒豆入りまめ餅。薄く伸ばした餅に粒々感あるあんこ、さらに薄皮から透けて見えるホールの黒豆。これ、絶品でした。塩が絶妙に効いていていい塩梅。そして、いいコク味も感じられる餡。個人的に塩饅頭が好きなので、それに共通する美味しさを感じました。餡の味わいに深みを感じます。これ、一気に10個くらい食べられそうな(笑)
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さらにくり餅。丹波栗は蒸しただけのシンプルなスタイル。それに粒あんが重ねられ、さらに薄皮の餅部分。これも好きなタイプのくり餅。あまり栗自体に変な加糖せず、素材の味をそのまま活かして、丹波栗本来の味を楽しめるような構造。これも、下手したら10個くらいペロリと食べられそうな、後を引く美味しさ。

工場直売の作りたてをいただける、というのも美味しさも後押ししてるんでしょうね。これからの季節のお饅頭として、申し分ない美味しさです。またシーズン中にリピートするかも(笑)超オススメです!

ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:祇園饅頭 工場
場所:京都市東山区大井手町103
電話:075‐771‐1353
営業時間:10時00分~17時00分
定休日:木曜日(不定休もあり)
関連サイト:http://gionmanjyu.blog60.fc2.com/
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