2019年4月27日 更新

【京都お寺めぐり】新緑の世界遺産は優美な佇まい!苔むす庭園から境内を一望☆「銀閣寺(慈照寺)」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は新緑シーズンこそオススメの世界遺産。教科書にも必ず登場する銀閣もさることながら、立地や造園の素晴らしさが際立つ。

緑豊かなシーズンこそ堪能できる世界遺産・銀閣寺

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世界遺産・銀閣寺。正式名称は慈照寺(じしょうじ)。臨済宗相国寺派のお寺で相国寺の境外(けいがい)塔頭。室町幕府八代将軍の足利義政によって造営された山荘東山殿を起原とし、東山文化を代表する建築と庭園を有する。『銀閣寺』という名称の由来は、江戸時代に金閣寺に対比して、とのこと。銀閣は、金閣、飛雲閣(西本願寺境内)とあわせて京の三閣と呼ばれています。

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じつは京都生まれ京都育ちなのに、ちゃんと拝観するのは生まれて初めて(汗)座禅会で庫裡へ入ったことはあったのですが。

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総門から中門への参道がなんとも凛とした優美さ。白砂の参道両脇にそびえたつ生垣『銀閣寺垣』は圧巻。もともとは防衛のために造られたそうですが、独特な世界観。
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金閣寺と同じく、拝観券がお札になっています。そのまま厄除けとして使えます。
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入ってすぐの庫裡前。独特の枯山水庭園。ちょうど西日が差す時間帯だったので、白川砂で描かれた砂紋の陰影がくっきりとわかり、その立体美に魅了されます。ちょうど庭師の方が調整されていて、美しい景観の保全に努められていました。
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思わずデッサン書きたくなるような立体感(笑)円錐型の向月台(こうげつだい)。
向月台の上に座って東山に昇る月を眺めたと言われていますが、この形になったのは江戸後期とか。
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本堂前に広がる波紋を表現した銀沙灘(ぎんしゃだん)。
銀沙灘の『灘』は中国の西湖を表しているとされ、使用されている白川砂は月明かりを反射させる間接照明的効果があるんだとか。
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そして、庭園は池泉回遊式庭園。さらに裏山の裾野を利用し散策道も整備され、苔むした木立を見ながら散策できる癒し空間。庭園は西芳寺(通称:苔寺)を模して造ったとも言われるほど、苔好きには特にその素晴らしさを存分に味わえるような空間。
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そして、展望所から境内を一望。さらには彼方に吉田山も見え、意外と高台にいることに驚く瞬間。
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錦鏡池から眺める銀閣(観音殿)。現存する唯一の室町期・東山文化を代表する楼閣庭園建築。ちょっと逆光ですが、そのわびさび感がさらにデフォルメされたような、そんな佇まい。

さすが世界遺産指定されるにふさわしいお寺。いろいろなお寺をこれまで拝観してきましたが、その独特の造形美や造園の美しさ、景観の素晴らしさは群を抜くほど。また座禅会にも参加したい気持ちになりました。

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詳細情報

名称
東山慈照寺(銀閣寺)
住所
京都市左京区銀閣寺町2
電話番号
075-123-4567
参拝時間
夏季(3/1-11/30) 08:30 ~ 17:00 冬季(12/1- 2/末日) 9:00 ~ 04:30
休館日
年中無休
参拝料
大人・高校生 500円 小・中学生 300円
関連URL
http://www.shokoku-ji.jp/g_about.html
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