貴船神社について
貴船神社は、京の水源を守る神として平安時代から篤く信仰されてきました。
その創建は不詳ですが、1300年以上前の天武天皇の時代にはすでに社殿があったという記録が残っているそうです。
創建の起源には貴船大神がこの地に降臨されて鎮座されたという説と神武天皇の母である玉依姫命(たまよりひめのみこと)が川をさかのぼって現在の奥宮の地に祠を建てたという2つの説があります。
その創建は不詳ですが、1300年以上前の天武天皇の時代にはすでに社殿があったという記録が残っているそうです。
創建の起源には貴船大神がこの地に降臨されて鎮座されたという説と神武天皇の母である玉依姫命(たまよりひめのみこと)が川をさかのぼって現在の奥宮の地に祠を建てたという2つの説があります。
洛北の山中にある貴船神社は、賀茂川の水源である貴船川沿いに参道があり、市街との気温差が5℃もあります。
そのため、夏は避暑がてらに多くの方が参拝されます。
そのため、夏は避暑がてらに多くの方が参拝されます。
貴船神社本宮へ
貴船神社へは叡山電鉄の利用がおすすめ。
途中自然の風景を楽しみながら「貴船口」へ到着。
途中自然の風景を楽しみながら「貴船口」へ到着。
そこからは貴船神社までのバスがあります。
でも貴船川沿いを散策しながら神社へ向かうというのも楽しいですよ。
「貴船口」から貴船神社本宮までは、徒歩で約15~20分ほど。
川沿いの道は、真夏でも涼しい風が吹き抜けて気持ちいい!
ただし、日差しが強くなってくる11時ごろ以降はバスの方がいいかも。
でも貴船川沿いを散策しながら神社へ向かうというのも楽しいですよ。
「貴船口」から貴船神社本宮までは、徒歩で約15~20分ほど。
川沿いの道は、真夏でも涼しい風が吹き抜けて気持ちいい!
ただし、日差しが強くなってくる11時ごろ以降はバスの方がいいかも。
貴船神社のご祭神
貴船神社は、貴船川沿いに参道があり、その一番手前に本宮、次に結社(ゆいのやしろ)、一番奥に奥宮があります。
本宮へ上る石段の両側には朱の灯籠がずらっと並んでいます。
初夏から夏にかけては、鮮やかな新緑に朱色が映えてとても美しい景色を見せてくれます。
本宮へ上る石段の両側には朱の灯籠がずらっと並んでいます。
初夏から夏にかけては、鮮やかな新緑に朱色が映えてとても美しい景色を見せてくれます。
石段を登り切った先が本宮境内です。
7月から8月は、七夕の笹が飾られてとても彩り豊かな境内です。
7月から8月は、七夕の笹が飾られてとても彩り豊かな境内です。
貴船神社は、絵馬の発祥の地とも言われています。
昔、日照りが続くと黒馬を、雨が続くと白馬を献上してご祈禱をされていたそうですが、その後生きた馬の代わりに「板立馬」という馬型の板が奉納されるようになりました。
これが絵馬の原型となったそうです。
昔、日照りが続くと黒馬を、雨が続くと白馬を献上してご祈禱をされていたそうですが、その後生きた馬の代わりに「板立馬」という馬型の板が奉納されるようになりました。
これが絵馬の原型となったそうです。
本宮のご祭神は、高龗神(たかおかみのかみ)です。
高龗神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)の御子神で、水を司る龍神といわれています。
本宮を樹々が覆うように広がり、とてもきれいです。
高龗神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)の御子神で、水を司る龍神といわれています。
本宮を樹々が覆うように広がり、とてもきれいです。
本宮のすぐ前の石垣からご神水が湧き出でています。
このご神水に真っ白なおみくじを浸すと文字が浮かび上がるという、ワクワク気分が楽しめる水占みくじ。
本宮を参拝した後はぜひ占ってみてください!
このご神水に真っ白なおみくじを浸すと文字が浮かび上がるという、ワクワク気分が楽しめる水占みくじ。
本宮を参拝した後はぜひ占ってみてください!
先ほど登ってきた石段とは反対側にある石段を下ると、結社・奥宮へ続く参道に出ます。
貴船神社をお参りするときは、本宮・奥宮・結社の順に参拝するという習わしが古くからあるのですが、それほどこだわる必要はありません。
今回は、参道沿いに順に参拝していきましょう。
今回は、参道沿いに順に参拝していきましょう。
縁結びの結社
本宮から少し歩いた先にあるのが結社です。
結社のご祭神・磐長姫命(いわながひめのみこと)は、縁結びの神様とされていて平安時代には和泉式部が夫との復縁を願ってお参りに来たという話も残っています。
こじんまりとした境内には、社を囲むように和泉式部の歌碑や「天の磐船」という大きな自然石があります。
結社では、緑色の紙に願い事を書いて結ぶと願いが叶うとされています。
「天の磐船」の奥に見えるのが結び文です。
「天の磐船」の奥に見えるのが結び文です。
最後は一番奥にある奥宮。結社からは7分ほど歩きます。
清々しいパワーで満ちている奥宮
貴船川沿いの参道を歩いていると、大きくて不思議な形の木が!
これは「相生の杉」というご神木で、樹齢は1000年以上だということ。
2本の杉が同じ根から出て、寄り添うように立っている様子から夫婦円満のご利益があるとされています。
「相生の杉」から少し歩くと、和泉式部が身を清めたと伝わる小さな川(思ひ川)と橋(おもひかわ橋)が見えてきます。
2本の杉が同じ根から出て、寄り添うように立っている様子から夫婦円満のご利益があるとされています。
「相生の杉」から少し歩くと、和泉式部が身を清めたと伝わる小さな川(思ひ川)と橋(おもひかわ橋)が見えてきます。
この橋を渡って参道を行くと奥宮です。
境内に入ってすぐ左には、「相生の杉」とよく似た形のご神木「連理の杉」があります。
連理とは、別々の木が重なるという意味があります。
このご神木は、杉と楓という種類の違う木が寄り添っている大変珍しいものです。
このご神木は、杉と楓という種類の違う木が寄り添っている大変珍しいものです。
奥宮の広い境内は、本宮に比べると人も少なく静か。
眼を閉じてじっと立っていると、ひと呼吸ごとに清らかな空気が身体の中へ入っていくような気がします。
神秘的なパワーを感じる不思議な場所でした。
眼を閉じてじっと立っていると、ひと呼吸ごとに清らかな空気が身体の中へ入っていくような気がします。
神秘的なパワーを感じる不思議な場所でした。
奥宮のご祭神は、高龗神と同神の闇龗神(くらおかみのかみ)です。
同じ神様なのになぜ名前が違うかというと、高龗神は山上で水を司り、闇龗神は谷底で水を司っているから。
奥宮本殿の真下には巨大な龍穴があり、闇龗神はそこにいらっしゃる龍神だとか。
その龍穴は誰も見たことがない、誰も見てはいけないとされているそうです。
同じ神様なのになぜ名前が違うかというと、高龗神は山上で水を司り、闇龗神は谷底で水を司っているから。
奥宮本殿の真下には巨大な龍穴があり、闇龗神はそこにいらっしゃる龍神だとか。
その龍穴は誰も見たことがない、誰も見てはいけないとされているそうです。
本殿の東奥にあるのが、玉依姫命が川をさかのぼるときに乗っていた黄船が隠されているという「御船型石」です。
大小さまざまな石で囲まれている大きななにか…。
決して触れてはいけない神聖な雰囲気がバリバリしていました。
大小さまざまな石で囲まれている大きななにか…。
決して触れてはいけない神聖な雰囲気がバリバリしていました。
貴船は、気生根(気が生じる根源)が転じたとも言われています。
実際に参拝すると、特に奥宮では本当に清々しいパワーを感じることができました。
日々の疲れやストレスで、心がよどんだときは貴船神社で清めてもらうに限ります!
実際に参拝すると、特に奥宮では本当に清々しいパワーを感じることができました。
日々の疲れやストレスで、心がよどんだときは貴船神社で清めてもらうに限ります!
たくさん歩いて、たくさんお参りした後は、冷たいご褒美!
「貴船京紫陽」というお店で一休みしました。
こちらのお店では、可愛いお土産物やお食事も楽しめます。
「貴船京紫陽」というお店で一休みしました。
こちらのお店では、可愛いお土産物やお食事も楽しめます。
ひかりの京都 七夕笹飾りライトアップ
貴船神社では、2024年7月「ひかりの京都」イベントとして、七夕笹飾りのライトアップを行っています。
期間は7月1日から8月15日まで。
夕刻からの貴船は一段と神秘的で美しいです。
足元に気を付けて、お楽しみください!
https://souda-kyoto.jp/other/summer2024/#hikari
期間は7月1日から8月15日まで。
夕刻からの貴船は一段と神秘的で美しいです。
足元に気を付けて、お楽しみください!
https://souda-kyoto.jp/other/summer2024/#hikari
貴船神社の基本情報
・住所 京都市左京区鞍馬貴船町180
・本宮開門時間 6:00~20:00(5/1~11/30)/6:00~18:00(12/1~4/30)
・授与所受付時間 9:00~17:00
アクセス
・最寄り駅 叡山電鉄鞍馬線「貴船口」徒歩約20分
・バス 「貴船神社」徒歩3分
HP:https://kifunejinja.jp/
・本宮開門時間 6:00~20:00(5/1~11/30)/6:00~18:00(12/1~4/30)
・授与所受付時間 9:00~17:00
アクセス
・最寄り駅 叡山電鉄鞍馬線「貴船口」徒歩約20分
・バス 「貴船神社」徒歩3分
HP:https://kifunejinja.jp/
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