2019年11月26日 更新

【京都発酵めぐり】創業170年の老舗の白味噌!手間暇かかった伝統の手づくり製法「御幸町関東屋」【御所南】

京都御所南にある、創業170年の歴史を持つ老舗味噌店。昔ならがの手づくりの伝統の味がこちらの自慢。中でもこの時期の白味噌はこちらの看板商品。行ってきました。

御所南で170年の歴史を持つ老舗の手づくり味噌のお店

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京都御所丸太町通りから御幸町を下がると立派な店構え。こちらは創業170年の歴史ある味噌専門店。創業当時の製造法をもとに醸造された味噌を販売。

温度や湿度の変化に敏感な米糀を昔ながらの手作業でつくり、『ひとつひとつの素材のよさを活かした 手間ひまかける味噌造り』を大切に、丹精こめて醸された味噌。
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関東屋では特に白味噌が有名です。
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これ、量り売り用の味噌ケースですが、中は入っていませんでしたが(笑)量り売りの場合は、奥の作業場で詰めてくれます。
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500gだったら、予めこんなふうに真空パックされたものもあり。白味噌はさすが種類豊富。天日塩仕込特別吟醸白味噌やら、この時期だけ販売の粟国の塩仕込白味噌など。他にも無添加のちょっとお高めのやつまで。
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白味噌しかない白味噌専門店かと思ってましたが、白味噌以外もあります(笑)赤出汁用やら赤味噌、あわせ味噌など。
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こちらも量り売りあり。最低300gからオッケーということですが、12月は白味噌で繁盛期のため、500gからとのこと。
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そのほか、冷蔵ケースにはもろみ、金山寺味噌、胡麻味噌、田楽用など、そのまますぐ食べられる調理味噌も。
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そして、今回はここ関東屋本店でしか買えないという、『特上白味噌』(1㎏/1400円外税)を500g購入。量り売りなんで、ふつうのビニール袋に入っています。
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まだ正月ではありませんが、京風のお雑煮をつくってみました。わざわざお雑煮用のお椀をひっぱり出してきて(笑)

昆布出汁に白味噌を溶き、湯がいて柔らかくした丸餅、具材は金時人参、里芋、大根。本式は里芋じゃなく頭芋や海老芋、大根も雑煮用のやつを使うんですが、まだ売ってなかったんで(汗)削り鰹を入れて。あと、白味噌仕立てのお雑煮を美味しくつくるコツとして、『白味噌をケチらない』に尽きるかと。たっぷり入れてください。

まろやかな熟成香と京都の白味噌独自の甘みが特徴なんですが、私もこれまでいろいろな醸造白味噌のお雑煮を食べてきた感想としては、わりと他と比べて甘み控えめ。コク味ありますが、粘性少な目さっぱりとした味わい。いろいろと汎用性が広がるような。もしかしたら、白味噌ニガテな方が好きなタイプかも。そんな印象の白味噌でした。

御幸町関東屋 への口コミ

美味しい白味噌を買いに来た。 #京都

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詳細情報

住所:京都市 中京区御幸町通夷川上ル松本町582
電話番号:075-231-1728
営業時間:9時〜18時
定休日:日曜、第3土曜、祝日
※年内の白味噌販売はなくなり次第終了
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京都発酵食品部 京都発酵食品部