2019年5月25日 更新

京都開催シンポジウム!最新発酵食品事情☆「和食と健康」~腸内細菌・微生物で 賢い「食」を考える~

発酵で健康!京都発酵食品部です☆今回は先日京都産業会館ホールで開催された和食会議とキャノン財団共催シンポジウムに参加。発酵食品や腸内細菌に関する最新の研究発表を紹介。

腸内細菌・微生物で賢い「食」を考える

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5月23日(木)に京都経済センター2階にある京都産業会館ホールにて、「和食と健康」~腸内細菌・微生物で 賢い「食」を考える~シンポジウムが開催。その研究内容に発酵食品に関するものもあり参加。
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一般社団法人和食文化国民会議、一般社団法人キャノン財団との共催シンポジウム。
科学的視点で和食を考えてみるこのシンポジウムで、要望が多かった関西地区での開催がここ京都。

さらに地元京都大学の最新研究発表もあり。
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今年新しくオープンした京都産業会館ホール。会場はほぼ満席で、最近の発酵食品ブームを背景に、食と腸内細菌に対する関心の高さがうかがえました。
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会場内では、食やこれまでの研究成果に関する書籍も販売。
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開会の挨拶に、和食会議 理事・調査研究部会長・大久保洋子さん、キャノン財団 事務局長・星野哲郎さんが登壇し、組織の活動内容やこれまでの歩みについて説明。

個人的にキャノンと食が全く結びつかなかったんですが(笑)
キャノン財団は社会貢献活動の一環として、企業利益関係なく純粋な科学発展をめざす学術研究への助成を実施。5年ごとにそのテーマを設定し、直近では「食」をテーマに様々な研究助成を実施。さらに今年は未来に向けた和食食材の新たな展開として、腸内細菌・微生物から「食」を考え、理想的な社会につながる豊かな食文化の普及に貢献することを目標として活動。
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研究発表は2つ。
まずは京都大学大学院農学研究科・小川順教授による「微生物と食の温故知新ー食の機能を紡ぐ発酵醸造と腸内細菌ー」をテーマに和食と発酵について研究発表。
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内容としては、基本的な発酵の定義から始まり、発酵工学の歴史や酒造りにおいての微生物ライフサイクル、さらに発酵産物の機能性やその健康効果など。個人的に有意義に思えた知見として、発酵食品に関与する微生物が死菌であってもその健康効果がある、ということ。加熱処理するとその効果自体不活化し損なわれると思われがちだが。
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もう一つの研究発表。
国立研究開発法人医療基盤・健康・栄養研究所センター長・圀澤純さんによる「食と腸内細菌の見えざる関係と健康未来」をテーマに、腸内環境と疾病の関連性に関する内容。
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食事と腸内細菌の相互作用、さらに疾患発症のメカニズムの解明をめざず研究へと発展。多くの疾患の原因が腸内細菌の菌叢の乱れによるとのレポートもあり、腸内環境を整えれば多くの疾患予防にもつながる、という報告内容も。

どちらも少しアカデミックな内容でしたが、今後ますます腸内細菌や微生物、さらに食、発酵食品の研究がすすみ、将来的に医薬利用される日もそう遠くない、という印象を受けました。
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最後は和食会議代表理事会長の伏木亨さんを交えてのパネルディスカッション。さらに会場参加者との活発な質疑応答。改めて、食と腸内環境、健康に対する関心の高さ、そして発酵食品に対する健康効果への期待など、まだまだこれから発展する分野であることを感じました。

今後の京都発酵食品部への活動に役立てたい内容でした。

口コミ

概要

開催日:2019年5月23日(木)13:30~16:45
会場:京都産業会館ホール・北室 京都経済センター2階
参加費:無料

※シンポジウムは終了しました。
 

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