2022年2月5日 更新

【京都ぶらり】東西のメイン通り『四条通』☆花街~鴨川レトロ建築~祇園グルメ【後編】

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都の通りを歩くシリーズ。京都市内、碁盤の目の町の中でも東西を走るメインストリート『四条通』。西のスタート地点・松尾大社から東のゴール地点・八坂神社まで、約9㎞の道のり。今回はその後編。

京都らしい風情漂うエリアから終点の八坂神社へ

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前回の終点である四条河原町交差点。京都を代表する老舗百貨店、高島屋があります。そして、昨年気づいたんですが交差点の北西のビルにあった電光掲示板の時計が知らない間に無くなっていました。いつもこの界隈で信号待ちをしてる時、見上げて時間確認してたんですが、ちょっとショック(泣)とはいえ、今は皆スマホを持ってるし向かいの角にアナログ調の時計もあります。
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そして、いろいろな変遷を経て、今はエディオン。その前はマルイ、その前の前は阪急百貨店。

そこからさらに東へ進みます。

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鴨川の西岸に並行して走る先斗町。京都五花街の一つ。

昼間は基本閑散とした場所ですが、コロナ禍でさらに人通りが少ない様子。
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そして、鴨川の西南角にある大正15年に建てられた建造物で、昭和20年創業の北京料理名店『東華菜館』。日本最古のエレベーターを館内に有し、そのレトロ感が飲食のみならず建築マニアの間でも人気のスポット。夏には鴨川に張り出した納涼床も楽しめ、この界隈の生き字引的お店でもあります。
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そして四条大橋の上から望む、まちの中心を流れる鴨川。かつては暴れ川とも称され、京都の歴史を内包する代表的河川。

よく河原沿いに等間隔でカップルが並んで座っている光景が名物ですが、さすがにこの日は激寒すぎてカップル皆無。
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さらに、こちらもランドマーク的老舗。創業100年の『レストラン菊水』。アール・デコ、スパニッシュ式の当時の最先端建築。今では比類なきレトロさをかもしていますが。そして、歌舞伎発祥の地・京都の看板ともいえる劇場『京都南座』が向かいにあることから、その関係者や花街界隈の御贔屓筋も多いお店。南座で観劇の際には、洋食の幕間弁当も配達してくれます。現在はコロナ禍で、劇場内の飲食禁止になっていますが、これも歌舞伎鑑賞時の楽しみの一つでもあり。
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さらに東へ。
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そして、京都南座。

この時は歌舞伎公演はありませんでしたが、毎年師走の風物詩でもある歌舞伎公演『吉例顔見世興行』は、東西の歌舞伎役者が一堂に会し、数々の演目を披露する花形公演。出演する歌舞伎役者の名前が書かれた『まねき』が上がり、さらに舞や芸事の上達を願う芸舞妓も桟敷席で鑑賞する『総見』で現れ、南座が一年で一番華やかな雰囲気に包まれる時期。
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さらに東へ行くと繩手通に差し掛かります。

その通りからも見える派手な店構えでおなじみの有名店『壱銭洋食(いっせんようしょく)』。お好み焼きの原型とも呼べる壱銭洋食の老舗で、昭和の懐かしさあふれる庶民派グルメが人気。店内ではマネキンが接客してくれ、その珍光景ぶりが観光客にも大人気で、コロナ前であれば外国人観光客にも人気のスポット。
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さらに東へ。祇園・切り通しにあり、芸舞妓や役者さん御用達の喫茶店『切通し進々堂』。店内には芸舞妓のうちわが数多く飾られ、花街での御贔屓が多いことがわかります。色とりどりのゼリーや芸舞妓のおちょぼ口仕様に作られたタマゴサンドは、芸舞妓だけにとどまらず若い女性客にも人気でインスタ映えにも最適。

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さらに、祇園北にある和菓子の老舗『鍵善良房(かぎぜんよしふさ)』。テレビや雑誌でもたびたび紹介される人気店。店頭での和菓子の販売はもちろんのこと、奥の広々とした喫茶室が有名。とくに通年食べられる看板メニューのくずきりは冬場でも注文する方が多数だが、個人的に冬限定メニューのきび餅ぜんざいは特にオススメ。もっちもちでプチプチとした食感のきび餅はクセになる美味しさ。
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さらに多くの観光客がそぞろ歩きを楽しむ花見小路。お茶屋さんや集中し、夜ともなると芸舞妓も集い、祇園らしい風情を感じられる場所。コロナ前であれば、外国人観光客がカメラを抱え芸舞妓の出待ちをしに集う光景もしばしば見かけました。今は静かな様子。さらに、春の演舞でおなじみの『都をどり』の会場となる花街祇園甲部の歌舞練場『弥栄会館』へとつながり、その敷地に2026年開業を目指して帝国ホテルが現在建設中。
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さらに東へ。1階ジュエリー、2階喫茶店、3階蕎麦屋のある異彩を放つモダン建築ビル『ぎおん石』。

1階ではかなりマニアックな天然石に出会え、さながら博物館とも言えるような所蔵。さらに2階3階はその内装のレトロさと重厚さにうっとりする空間。特に2階喫茶店で提供されるレモンゼリーは店内のレトロさと相まって、祇園という喧噪を忘れさせてくれます。
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そして、祇園八坂神社石段下の鯖寿司で有名な老舗『いづ重』。現在は店舗改修工事のため、ここから少し西へ戻った細い路地入った場所の仮店舗で営業中。この時も多くの方が路地に消え、店に吸い込まれるように入店されてました。看板商品の鯖寿司人気はもちろんのこと、全般どのお寿司も美味しいわけですが、個人的に見た目にも美しくいろいろな味が楽しめる、これぞ京寿司の醍醐味とも言える​​​​​​​箱寿司がオススメ。
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そして、こちらの行列風景ももはや名物(笑)

米穀卸の老舗が手掛ける、土鍋炊き、炊きたてご飯が名物の和食店『京の米料亭 八代目儀兵衛』。日ごろ食べるご飯とは違う艶やかな銀シャリに魅了され、あぁ日本人でよかった!と再確認できる名店。ご飯のおかわりも自由で、大食漢にもオススメ。
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そして、ようやく四条通の東端、八坂神社に到着。

毎年恒例、京都夏の風物詩であり日本三大祭の一つである祇園祭。その祇園祭を主催する神社として知られている『八坂神社』。通称『祇園さん』『八坂さん』と呼ばれ、親しまれている神社。この時は新年明けの節分前ということもあり、今年の干支の寅を描いた大絵馬も飾られていました。境内、この時期としては閑散とし、参拝客もまばらでした。楼門前、四条通りが西にまっすぐ伸び、その先に松尾大社が見えるかな?と眺めてみましたが、さすがにそれは叶わず(笑)ただなんとも壮観な風景。それも平安京の都市整備の賜物ということですかね。

以上、四条通をぶらり、三部構成でお届けしました!
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