2020年11月4日 更新

【悲報】京都四条河原町交差点の名物店が90年の歴史に幕!高島屋くぼ地「池善化粧品店」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は下京区、四条河原町交差点の京都高島屋百貨店くぼ地にある名物店が90年の歴史に幕。

四条河原町の名物的景観に必須の老舗化粧品

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下京区、四条河原町交差点。その西南角にあるご存じ京都高島屋百貨店。この界隈のランドマーク。それまで、何度かの改装を伴い、今の形に。
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そして、その建物のちょうど角。
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いわゆる『くぼ地』になっていて、そこに3階ほどの高さの石造りの建物「池善ビル」があります。

そのビル1階。地元民にとっては、いつも四条河原町に来たら通りかかり、さらに信号待ちの間にうっすらとのぞき見したりする化粧品店。

とくにここで買い物をしなくても、誰もが知ってるお店。それが、今年12月をもって90年の営業に幕を下ろすそうです。社長の高齢化などがその理由とか。
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一つギモンに思うことがあり、いろいろ調べてみました。というのは、この建物の様子からきっと高島屋の方が池善化粧品店より後に建てられたんだろう、と。だからこその、このくぼ地店舗なのだろうと。

で、以前高島屋百貨店の歴史を調べた時、創業90年以上はあったと認識していました。なのに、どうして?と。

さらに調べること、かつて高島屋百貨店で生誕140年記念展をやっていたんですが、そこにヒントが隠されていました。

高島屋の創業は、天保2年(1831)。当時は烏丸通高辻下ルの西側3軒目、今の京都銀行本店がある場所で営業していました。その後、現在の場所に移転したのが昭和23年(1948年)。その当時の写真がコチラ。下の画像は現在との比較。白黒写真で少しわかりづらいですが、ちょうど同じ位置に池善化粧品店らしき建物があります。昭和5年(1930年)創業の池善化粧品店ですが、池善ビルも高島屋とほぼ同時期に建てられたんだとか。写真をよく観察すると、以前は今ほどくぼ地感ありませんね。その後の改築で、高島屋が食い込むような建物になっていったんでしょうか(笑)
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私のおぼろげな記憶からも、あまりお店の外観は変わっていない認識。なので、左手に昔の間取りのままたばこ店お窓口があります。
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主に昔からの常連客が多いんですかね。店頭に並ぶ商品は、最新の商品はあまり見かけず、わりと懐かしい感じのものが大半。

このヘアトニックのデザイン懐かしく既視感あり、そういえばうちの祖父が愛用していたな、と思い出したり(笑)
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もしかしたら、以前パンスト伝線して、ここで買った経験あるかも、と思い出したり。
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そして、お店では閉店セールをされてるようです。昔から京都随一の繁華街である四条河原町。さらに日本三大祭の一つ、祇園祭山鉾巡行の際には辻まわしも行われる、京都の歴史を知る、生き字引的老舗。それが、12月で閉店。それに伴い、街の景観も変わっていくのでしょうか。時代の転換期ですね。

詳細情報

名称:池善化粧品店
場所:京都市下京区 四条町河原町西入南角
電話番号:0120₋772₋972
営業時間:10時15分~20時15分
定休日:不定休
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