2018年11月6日 更新

なぜ貴船神社は縁結びの神さまなのか?ガイドアプリで巡る新しい貴船

京の奥座敷とも呼ばれる貴船エリア。街の喧騒を離れ、静かで自然あふれる貴船を満喫されてみてはいかがですか。

京の奥座敷「貴船エリア」

 (136277)

叡山電鉄 貴船口。緑に溶け込んだ小さな駅。こちらが今回紹介する貴船神社への最寄り駅です。

京の奥座敷と呼ばれ、京都を代表する観光地の貴船エリア。その中心である貴船神社では、人の営みにおいて欠かせない、水をつかさどる 高龗神(たかおかみのかみ)を祀ります。
また、中宮の結社では磐長姫命 (いわながひめのみこと)が祀られ縁結びの神とも知られています。

貴船には駐車場がほとんどないため、公共交通機関でお越しください。
 (136278)

貴船口からはバスで貴船神社へ向かうことができますが、片道2キロ程度、時間があれば自然を感じながら徒歩で向かわれることをオススメします。片道30分程度、ちょっとした運動としてもほどよい距離です。
せわしい日常生活であまり感じることのできない、木々や川による自然のせせらぎが癒してくれます。
 (136279)

林道を30分ほど歩き貴船神社の近くまでくると、ご覧のように料理旅館が立ち並びます。
夏には川の上に床がはられ、涼しくて風流。シーズン中は特に観光客でにぎわいます。

数々の伝説が残る貴船神社へ

 (136280)

さらに進むと貴船神社のニの鳥居が見えてきます。
 (136281)

階段の両脇に並ぶ春日灯籠。灯籠は貴船神社、随一のフォトスポット。
記念撮影はぜひこちらで。

フォトスポットではありますが、三脚・一脚を使っての撮影は禁止されています。
 (136282)

夕刻から20時までの間、灯籠にはあかりが灯され辺りは幻想的な雰囲気に包まれます。
また参道のもみじが四季を通じて目を楽しませてくれます。

七夕の季節や積雪日限定でライトアップも行われ、大勢の観光客でにぎわいます。
 (136295)

階段をのぼりきったすぐ左手には貴船神社の御神木があります。
樹齢は400年、高さは30メートルほど、ご覧のように根元から多数の枝がのび、上方で広がる御神木からは、ひしひしと氣を感じます。
 (136307)

御神木の奥には石庭があり、昭和の作庭家の第一人者、故・重森三玲氏によって作庭されました。
庭全体が船の形になっているのが特徴的です。
 (136292)

こちらが貴船神社の社殿と手水舎。

貴船神社は絵馬発祥の地とも知られており、境内には神馬の像も設置されています。

 (136293)

貴船は古くから「氣生根(きふね)」とも表記され氣の生ずる根源の地として、古くから崇められてきました。社殿からも神聖な氣を感じます。
記録に残っているだけで貴船神社の社殿は分久3年(1863年)までに36回、建て替えられました。

本宮、奥宮、中宮の順番でお参りするとよいと、言われていますが感謝の気持ちがあれば、順番や作法は変えてもいいそうです。
 (136294)

社殿の反対側には、御神水が湧き出ています。夏は冷たく、冬は不思議なぬくもりを持つ良質な天然水で、今まで一度も枯れたことがありません。茶道関係者もわざわざ水を汲みに来られるそうです。
 (136298)

貴船神社のおみくじは、すこし変わっています。
おみくじを御神水につけることで、文字が浮かび上がってきてその内容を知ることができます。
貴船神社では、定番の水占いくじです。
 (136325)

本宮から奥宮へ向かう参道の途中、左側には小さな階段がありその上には鳥居が建てられています。こちらが貴船神社の中宮とも呼ばれる結社(ゆいのやしろ)。磐長姫命 (いわながひめのみこと)を祀り、古くから縁結びの神様として知られています。
 (136306)

中宮の「緑の短冊」は、古くからならわしで、竹の笹がモチーフになっています。
縁結びを願い、短冊を結び付けてみてはいかがでしょうか。
 (136302)

中宮から奥宮へ向かう途中、小さな橋が架けられたおもい川と呼ばれる小さな沢があります。
昔の参拝者はここで身を清め、参拝されていたそうです。
 (136303)

奥宮への参道にも灯籠。
絵になる景色です。
 (136304)

では奥宮へ向かいます。
貴船神社が創建された場所。本宮と同じく高龗神(たかおかみのかみ)を祀ります。
 (136305)

奥宮の境内。
一番奥に本殿、その手前に拝殿。向かって左が船形石。
 (136309)

こちらが奥宮の本殿。
龍穴の真上に本殿が建てられており、龍穴とは大地からの氣がはしっている穴のことで決して人目に触れてはいなけい神聖なものです。
 (136308)

また本殿の左側に船形の石組みが見えます。
玉依姫が大阪から黄色い船にのりこの地へ来たといわれますが、その船を石で覆ったのがこの石組みです。

ざっとご紹介しましたが、数々の伝説が残る貴船神社、いかがでしょうか。まだまだ紹介してきれないエピソードが多数あります。

音声ガイドを聞きながら貴船を楽しむ

 (137003)

今回はガイドブックではなく、ON THE TRIP(※ iPhoneとAndroid用のウェブアプリ)という音声ガイドアプリを使って、貴船エリアをまわってみました。貴船にまつわる様々なエピソードに耳を傾けながら、ガイドを楽しんでみてください。

iOS : https://itunes.apple.com/jp/app/on-the-trip/id1221976012
android : https://on-the-trip.net/spots/100/purchase
 (137613)

京都駅構内2階にある観光案内所の京なびへ訪れたことはございますか?
このようなブースが設置されており、様々な観光スポットのパンフレットなどを手にとることができます。
 (137166)

じつは京なびのブースでは、音声ガイドアプリ ON THE TRIP のこのようなチケットが用意されています。期間限定でそのチケットを貴船神社へ持参すると特別記念品の「水の器」がもらえます。

また、ON THE TRIPの貴船神社ガイドを無料でダウンロードできるパスコードがついていますので、無料でガイドを楽しむことができます。(ガイドアプリの無料期間は2018年11月30日まで)もちろんアプリ自体のダウンロードは無料です。

まずは京なびへ訪れガイドチケットを手にしてから貴船へ向かってくださいね。ぜひ街の喧騒から離れた自然溢れる貴船を満喫してください。

*時期によっては、一部見学できない可能性がございます。
*ガイドアプリの無料期間は2018年11月30日までになります。
*特別記念品はなくなり次第終了になります。

貴船神社 クチコミでの評判

基本情報

名称:貴布禰総本宮 貴船神社
住所:京都市左京区鞍馬貴船町180
参拝時間(本宮 開門時間):
6:00~20:00 (5月1日~11月30日)
6:00~18:00 (12月1日~4月30日)
31 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

【2023京都新緑】京の奥座敷・貴船の川床も開始☆水を司るパワースポット「貴船神社」

【2023京都新緑】京の奥座敷・貴船の川床も開始☆水を司るパワースポット「貴船神社」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は左京区貴船にある神社。京都の水を司る神様として知られパワースポットとも称され人気スポット。
自然のパワーと癒しにあやかれる『貴船神社』でパワーチャージ!

自然のパワーと癒しにあやかれる『貴船神社』でパワーチャージ!

恋愛の神様としても有名ですが、古くから水の供給を司る神様でもあります。大事な日の雨乞いや雨止め祈願にもおすすめです。
【京の奥座敷】貴船で釜飯やお蕎麦をリーズナブルに!夏季は川床もあり!「京貴船 伝兵衛(でんべ)」

【京の奥座敷】貴船で釜飯やお蕎麦をリーズナブルに!夏季は川床もあり!「京貴船 伝兵衛(でんべ)」

京都の奥座敷・貴船でリーズナブルにお食事が頂ける「京貴船 伝兵衛(でんべ)」です。おそばと釜めしが美味しいお店で、夏季には川床席もあります。
Kyotopiカメラ部 | 11,609 view
【京都ランチ】ジャズが流れるおしゃれなカフェ『貴船倶楽部』

【京都ランチ】ジャズが流れるおしゃれなカフェ『貴船倶楽部』

貴船川沿いにあり、おしゃれでスタイリッシュ。雪が降る中でも薪ストーブがあり、温かく、スキーリゾートにいるかのような雰囲気が味わえます。
m.m | 4,184 view
夏は涼しく!朝の貴船で清涼茶会 ~さわやかな朝のひとときを!~【京の夏の旅】

夏は涼しく!朝の貴船で清涼茶会 ~さわやかな朝のひとときを!~【京の夏の旅】

京都五山送り火も終わり、9月となり夏の終わりを感じる今日この頃ですが、京都市・京都市観光協会主催の観光キャンペーン「京の夏の旅」は、まだたくさんのイベントがあります。今回はその中の1つ、貴船でのお茶会イベントをご紹介!

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

Kyotopi 編集部 Kyotopi 編集部