2023年3月4日 更新

【京都春の一般公開】通称『人形の寺』で知られ名庭や狩野探幽作品も☆尼門跡寺院「宝鏡寺」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は上京区、川寺之内通東入る百々町にある、通称『人形の寺』で知られるお寺。現在、期間限定『春の人形展』絶賛開催中。

期間限定☆『春の人形展』一般公開中

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上京区堀川寺之内通東入る百々町にある、通称『人形の寺』で知られる『宝鏡寺』。ちょうど桃の節句ということで、こちらで所蔵されている雛人形を観たいと思いやってきました。

毎年春と秋に期間限定で人形展を実施され、今までタイミング合わず未訪でしたが今回初めて訪れるお寺。
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室町時代創建で臨済宗単立寺院。そして、多くの歴代皇女が住職となったことから、『百々御所(どどのごしょ)』という御所号もある由緒ある尼門跡寺院。
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お寺の由来は、本尊・聖観世音菩薩が伊勢国二見浦で引き揚げられた際、手に円鏡を持っていたことから、寺名『宝鏡寺』を後光厳天皇より賜り、皇女・華林宮惠厳が開山したのが始まり。
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玄関にはコロナ感染予防用の消毒ポンプがありましたが、雛人形風に(笑)
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庫裏を入ってすぐの場所。
他は基本写真撮影禁止ですが、この部屋と庭園のみ撮影可能。
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雅やかな金屏風の間には、夫婦神、伊邪那岐神・伊邪那美神のお人形、そして平安時代から宮中伝統行事のお飾りとして納められてきた有識造花・くす玉が飾られています。

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本堂周りの庭園。お庭には一部梅が開花し、まだ時期的に早いのですが、熊谷椿、月光椿、村娘椿があり毎年3月下旬に見頃を迎える様子。
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阿弥陀堂奥にある『鶴亀の庭』。立体的な造園が印象的で、コンパクトな空間に季節の木々が配置。こちらは秋の紅葉もいいみたいですね。

そして、阿弥陀堂には光格天皇勅作の本尊・阿弥陀如来立像と日野富子木像が安置。室町時代、足利家とゆかりがあり、応仁の乱では日野富子が戦禍を逃れる避難所として滞在したとか。
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今回は春の人形展期間に訪問しましたが、秋の人形展ではまた内装も入れ替えがあり、さらにお庭の紅葉風景も見どころとか。お寺では人形供養も実施されていて、毎年10月14日に人形供養祭も執り行われます。通常非公開の貴重な人形展、この機会にぜひ訪問してみてください。

詳細情報

名称:宝鏡寺
場所:京都市上京区寺之内通堀川東入百々町547
電話:075-451-1550
拝観時間:10:00~16:00(受付終了15:30)
拝観期間:3月1日~4月2日の金~日曜日・祝日
拝観料:600円
公式サイト:http://hokyoji.net/
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