目次
はじめに
京都市内の中心を流れ、春は桜、夏は川床、秋は紅葉、冬の雪景色など四季折々の風景が楽しめる、京都を代表する河川『鴨川』。現在では風光明媚な観光名所としても知られ、多くの観光客も利用する場所。しかし、その歴史をたどると時代によってその印象も様々。
今回は、そんな鴨川の史跡をまとめました。鴨川の秘境源流地から数々の名将の処刑地まで。
今回は、そんな鴨川の史跡をまとめました。鴨川の秘境源流地から数々の名将の処刑地まで。
鴨川の始まりはここから☆ジブリ映画『もののけ姫』モデル寺院「志明院」
京都と福井を結ぶ通称「鯖街道」の発着地
海のない都へ、福井県小浜から海産物・塩干の鯖を運んだ通称『鯖街道』。その発着地が鴨川デルタ付近にあります。この鯖街道のおかげで、輸送道中でいい塩梅になった鯖をそのまま酢で〆、昔から京都で広く食されてきた鯖寿司やきずしなどに活用されてきました。
名称:鯖街道口
場所:京都市上京区青龍町231
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東海道の発着地&刀傷が今も残る鴨川に架かる橋「三条大橋」
最近になって改修工事も完了し、激動の京都の歴史を知る鴨川に架かる橋「三条大橋」。東海道五十三次の発着場であり、江戸時代に出版された『東海道中膝栗毛』の舞台にもなり、さらには駅伝の発祥地としても知られています。また、橋の欄干にある擬宝珠には、幕末の池田屋事件で新選組のつけた刀傷が今も残っています。
名称:三条大橋
場所:京都市東山区大橋町
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場所:京都市東山区大橋町
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数々の名将の処刑地「三条河原~六条河原」
平安時代から江戸時代まで、三条河原から六条河原の区間は歴史を彩った多くの名将たちの処刑場として使われてきました。平将門、石田三成、石川五右衛門といった著名人に加え、天下人・豊臣秀吉の命により処刑された秀次、大阪夏の陣に敗れ斬首刑になった土佐の戦国武将・長曽我部盛親など、鴨川沿いにはその菩提寺もあります。
名称:瑞泉寺
場所:京都市中京区木屋町通三条下る石屋町114−1
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弁慶と牛若丸が出会った鴨川、交通の要衝「五条大橋」
交通の要衝、東西を走る五条通をつなぐ鴨川にかかる橋「五条大橋」。平安時代末に牛若丸と弁慶が出会ったという伝説で知られる橋で、途中には牛若丸と弁慶の像も設置されています。渋谷街道や伏見街道につながる入り口としての役割を果たし、清水寺への参道としても活用され、今も昔も往来の激しい場所。
名称:五条大橋
場所:京都市東山区宮川筋
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場所:京都市東山区宮川筋
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最後に
いかがでしたか?悲喜こもごもの歴史を経てきた鴨川ですが、現在では等間隔で川沿いに座るカップルなど、平和そのものの観光スポット。逆に知らないほうがよかったかも、と思える黒歴史がそこにあります(汗)まあそれは鴨川に限らず、市内至るところにあったりするわけですが(笑)ご参考に。
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名称:志明院
場所:京都市北区雲ケ畑出谷町261
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