2018年10月20日 更新

【京都紅葉特集】今年のオススメはココ!アフロヘアのような仏像で話題の「金戒光明寺」

京都の紅葉も見頃間近。特別公開されているオススメの紅葉スポットをご紹介していきます。今年のイチオシは、アフロヘアのような仏像で話題になっている「金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)」です。

今年のイチオシは話題の「金戒光明寺」

山門

山門

幕末の会津藩や新選組ゆかりの地である、くろ谷 金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)。左京区の黒谷町に位置し、アクセスは京阪電車 神宮丸太町駅より徒歩25分、市バスは「岡崎神社前」下車徒歩5分。最近では五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゆいあみだぶつ)という、アフロヘアのような仏像がSNSを中心に話題になって、ご存知の方も多いのでは。

秋の特別公開は、11月9日~12月2日。

◆山門
江戸時代末期に建立された山門の楼上内部を特別公開。山門の天井一面には「蟠龍図」が描か
れ、釈迦三尊像と十六羅漢像が安置されています。また、楼上からは、市内一望の絶景を楽し
むことができます。
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◆御影堂・大方丈・庭園
特別公開される庭園は、白砂と杉苔の枯山水庭園「紫雲の庭」と、鮮やかな紅葉と池が見事に調和した回遊式庭園です。名仏師・運慶の作と伝わる文殊菩薩像や、遣唐使・吉備真備ゆかりの吉備観音像(重文)、仕掛けのある「虎の襖絵」などが見どころです。
そのほか、伊藤若冲筆「群鶏図押絵貼屏風」や、会津藩ゆかりの寺宝の特別公開や、会津藩主・松平容保の兄であり写真大名とも呼ばれた尾張藩十四代藩主・徳川慶勝が撮影した写真のパネル展示を行います。
五劫思惟阿弥陀仏

五劫思惟阿弥陀仏

アフロヘアにも見えてしまう、通常の阿弥陀仏と比べて頭髪(螺髪(らほつ))がかぶさるような非常に大きな髪型が特徴。もろもろの衆生を救おうとただひたすらに気の遠くなるような長い時間、思惟をこらし修業をされた結果、髪の毛が伸びて渦高く螺髪を積み重ねた頭となられた様子を表しており、全国でも16体ほどしかみられない珍しい仏さまです。

また、五劫思惟阿弥陀仏がデザインされた袋に入ったカラフルな金平糖や虎の襖絵の図柄タオルなどのオリジナルグッズも注目です。
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今回の京都市観光協会が作成した秋の特別公開に関するパンフレットの表紙のイラストは金戒光明寺の五劫思惟阿弥陀仏。
パンフレットの作成については、京都在住の芸術家支援を行うHAPS(東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス)を活用しており、観光と文化の融合がテーマのひとつにもなっています。

パンフレットは、各観光案内所でも手にすることができますが、ダウンロードをすることもできますので、ぜひご覧ください。
https://www.kyokanko.or.jp/momiji2018/image/pdf/pamph2018.pdf

紅葉の名所と呼ばれる場所は多くありますが、金戒光明寺は今年注目の紅葉スポットです。ぜひ、足を運んでみてください。

基本情報

名称:金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)

住所:京都市左京区黒谷町121

公開期間:11月9日~12月2日

時間:9時~16時30分(16時受付終了)

拝観料:
A【御影堂・大方丈・庭園】
大人  600円/小学生 300円
B【山門】
大人  800円/小学生 400円

C セット券【御影堂・大方丈・庭園・山門】
個人・団体とも
大人  1,200円/小学生 600円
セット券での拝観は、15:30までにお越しください。

関連サイト:https://www.kyokanko.or.jp/momiji2018/

お問い合わせ:
京都市観光協会 TEL 075-213-1717(10:00~18:00)
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