2017年8月21日 更新

【京の夏の旅】幻の『銅閣寺』を今だけ特別公開!閣上からの絶景も必見!!「大雲院・祇園閣」【京都東山】

現在、京都市観光協会主催で『京の夏の旅』と題して、普段未公開のスポットをこの夏限定で観光できる企画が絶賛実施中。その中でも前々から気になっていた高台寺近くにある大雲院・祇園閣に行ってきました。

通称『銅閣寺』で知られる山鉾を模した大雲院・祇園閣

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東山界隈。この辺りを歩くと、一際目につく青銅の屋根。通称『銅閣寺』と呼ばれ、オリンピック仕様に金銀銅そろう京都(笑)
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ずっと気になっていましたが、一般公開してなくて。でも、今夏京都市観光協会主催で9月30日まで特別公開中。たまに不定期で公開されることもあり、直近では3、4年前だったんだとか。それを思えば、貴重な機会です。

つい最近行った、京都大学・花山天文台もその一つでしたが。
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入場料600円。順路にしたがい、まずは本堂へ。平安・鎌倉の折衷様式二階建本瓦葺。本尊は丈六の阿弥陀如来坐像。中は撮影禁止。

天正15年(1587)、織田信長・信忠父子の菩提を弔うために創建された寺院である、大雲院。
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そして、こちらが通称・銅閣寺の祇園閣。
大倉財閥創始者・大倉喜八郎(おおくらきはちろう)の別邸の一部であった祇園閣は、今年生誕150年を迎える建築家・伊東忠太(いとうちゅうた)の設計による昭和初期の名建築(国登録有形文化財)。

高さ36m、祇園祭の鉾(ほこ)をモチーフにした外観。
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祇園閣の傍らには狛犬。いや、これ犬じゃないだろ。獅子っぽいような。なんというか、オリエンタルな風味。
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青銅の扉が入り口。中は撮影禁止。

この扉を境に両サイドに階段がついていて、登っていくわけですが、その時の閣内の壁画がなんともエキゾチックでオリエンタルで。
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ちょっと日本のお寺にはないようなシルクロード的な雰囲気の壁画。鬼(魔物)を装飾した照明など、独特の意匠。こちらはパンフレットに載ってたやつですが。ちょっと不思議な世界観。

そして、閣上から東山が一望。ついこの前五山送り火ありましたが、ここなら五山全て見えます。そして、なかなかの絶景。
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一旦祇園閣を出て境内へ
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織田信長・信忠父子の菩提を弔うための石碑があったり
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安土桃山時代の盗賊の首長・石川五右衛門のお墓もあります。
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この次はいつ拝観できるかわからない、貴重な特別公開。この機会、ぜひお見逃しなく!!

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詳細情報

住所:京都府京都市東山区祇園町南側594−1
電話番号:075-531-5018
公開期間:平成29年7月8日(土)~9月30日(土)
公開時間:10:00~16:00(受付終了)
入場料:大人 600円/小学生 300円
詳細サイト:https://www.kyokanko.or.jp/natsu2017/natsutabi17_01.html#02
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