2020年3月11日 更新

「東山花灯路」惜しまれつつ中止に。狐の嫁入りは延期です!来年の開催を願って...

今年は新型コロナウィルスの影響で残念ながら中止となった東山花灯路。来年の開催を願いたいと思います。人気イベントの「狐の嫁入り」も延期だそうで、今年もあの巡行が観れるかも?幻想的な巡行の様子を紹介したいと思います!(写真は過去のものです)

惜しまれつつ中止に・・・「東山花灯路」

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東山花灯路は、東山界隈を行灯の灯りと花によって演出される京都早春の風物詩。
今年は新型コロナウィルスの感染拡大防止のため惜しまれつつも中止になりました。
そこで来年の開催を願いつつ、東山花灯路の人気イベント「狐の嫁入り巡行」を紹介します。

人気イベント「狐の嫁入り巡行」は延期に!

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狐の嫁入り巡行とは・・・?
古来より縁起が良いとされており、高台寺周辺には狐火がよく見られたと伝えられ、花嫁が夜に嫁ぎ先まで歩いていく提灯の灯りが、狐火に似ていることが由来と伝えられているそうです。

狐のお面をつけた白無垢の花嫁さんが人力車に乗り、お婿さんや侍者を従え、約30人ほどの行列で東山界隈を巡行します。
花嫁行列をご覧になられた方は「その年幸せになる」との言い伝えがあるようです。

今年は残念ながら花灯路は中止になりましたが、「狐の嫁入り巡行」は延期のようです。(現時点での高台寺HP情報)
http://www.kodaiji.com/event.html

どのような形で開催されるかは、不明ですが、楽しみにしたいと思います。
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例年開催時は、1日2回、19時と20時に知恩院三門前を出発。
円山公園 — ねねの道 —春光院前(記念撮影)ー 高台寺天満宮といったルートです。
「狐の嫁入り」と書いた提灯を先頭に、チリンチリンと鐘の音とともに、約30分程かけて進みます。
この行列が近づくと、独特の雰囲気があります。
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春光院前では記念撮影が行われます。
ここは撮影ポイントなので、たくさんの方が花嫁さんの到着を待っています。
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花嫁さんは毎年高台寺HPから応募出来るそうで、未婚既婚問わず、ご高齢の方も参加されているそうです。
例年20人ほどの花嫁さんが巡行に参加されますが、トップバッターは大使館の奥様が参加されることが多いらしいですよ!
海外の方が狐の花嫁さんになられてるなんてちょっとビックリしました。
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高台寺天満宮付近。
ここで花嫁さんは人力車を降り、参拝されます。
白無垢に狐のお面がなんとも神秘的。日本における狐のイメージがそうさせているのかもしれませんね。
※雨天時は参拝中止の場合があります。
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参拝された後、脇を抱えられて、歩いて高台寺へ入って行かれます。
ここで巡行は終わりです。
巡行スタート地点の知恩院三門前から行列の周りにはにぎやかです。
狐のお嫁さんを一目見ようと沿道で待つ人、行列を追いかける人、様々ですが、年々人気が上昇しているように思います。
今年はどのような形での開催になるか分かりませんが、ご覧になられた方に幸福が舞い込みますように…。
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東山花灯路は中止になりましたが、寺社の特別拝観などは一部実施されています。http://www.hanatouro.jp/higashiyama/lightup.html
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花灯路は見どころが多く、京都いけばな組合による大型でダイナミックな生け花展示「いけばなプロムナード」や円山公園で花の競演「現代いけばな展」が行われていました。
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東山花灯路では約2500基の行灯が足元を温かく照らしてくれます。
行灯の形は様々で、毎年創作行灯のデザインコンペも行われているようです。

今年は惜しくも中止になりましたが、新型コロナウィルスが一日も早く収束し、来年の開催を願いたいと思います。

東山花灯路 狐の嫁入り へのツイート

詳細情報

イベント名称:東山花灯路 ひがしやまはなとうろ
開催期間:毎年3月上旬(2020年は中止、狐の嫁入り巡行は延期)
場所:東山界隈
関連ページ:http://www.hanatouro.jp/
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