2018年4月22日 更新

毎年恒例!知恩院の風変わり行事「ミッドナイト念仏IN御忌」夜通し木魚をたたき、念仏を

毎年恒例、知恩院の三門で行われるミッドナイト念仏。夜通し、木魚をたたき、念仏を唱える、そのインパクトの強さに、年々参加者が増加しています。

毎年恒例!知恩院の風変わり行事

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東山区に位置する、浄土宗総本山の知恩院。
毎年4月18日に行われる一風変わった宗教行事「ミッドナイト念仏IN御忌」。知恩院の国宝でもある三門楼上内にて行われ、夜通し木魚をたたき念仏を唱えます。

知恩院で一番大きなかつ重要な法要である、御忌大会の一環として行われます。
東大路通に面した総門を通り、緩い坂道をすすみます。

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午後8時から翌午前7時までミッドナイト念仏は行われますが、楼上にあがることのできる人数は限定されている上に、スタートから深夜帯までかなりの人が参加されるため結構待ちます。まだ夜中、朝方は冷えますので、温かい恰好でお越しになってください。

時間内の入退場は自由なので、個人的に比較的参加者の少ない早朝からの参加をおすすめします。
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坂道をあがると国宝でもある知恩院の三門が見えてきます。1621年、徳川秀忠公の命で建立され、大きさは高さ24メートル、横幅50メートル。その構造・規模において木造建築の二重門とは最大級の規模を誇ります。

この場所でも、三門から木魚のポクポク音が聞こえてきます。
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「ミッドナイト念仏IN御忌」
この横断幕はかなりのインパクトです。
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深夜だと三門はこんな感じになり、若干怖い雰囲気もします。
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ポップなイベントポスターです。
硬い感じではなくポップなポスターにすることで、気軽に参加してほしいという意図を感じます。
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石段をあがり三門へ進みます。
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早朝のすがすがしい空気。
三門から祇園の街並みが一望できます。
早朝に参加することをオススメするもう一つの理由です。
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国宝の三門楼上にあがることができます

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それでは三門楼上にあがり、ミッドナイト念仏に参加します。
普段は三門楼上にあがることはできないので、貴重な機会です。

途中の入退場は自由、疲れたらそのテントで休憩をとることもできます。
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説明・注意事項を聞き、楼上にあがります。
階段は急なので、足元にご注意ください。
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楼上内は撮影禁止なので、オフィシャルの写真を拝借してご紹介。
厳かな空気の中、無心で木魚を打ち、念仏をとなえます。
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参加者は、年配の方、学生さん、カップル、外国人まで多岐にわたります。
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心ゆくまで、無心で木魚をたたき、念仏を唱えると、気持ち的に少しスッキリするもんですね。
三門の楼上からは、早朝のこの爽やかな景色が広がります。
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駐車場の隅には、ミッドナイト屋台。オフィシャルでもこう紹介されています(笑)
おにぎりやホットドックが販売されておりました。

夜通し、木魚をたたき念仏を唱える。一風変わった行事ではありますが、年々参加者は増加中です。非公開である国宝の三門にあがることのできる貴重な機会でもあるので、ぜひ参加してみてください。

ミッドナイト念仏 クチコミでの評判

イベント情報


会場:総本山知恩院三門楼上 
住所:京都市東山区林下町400
電話:075-531-2111
日時:4月18日(水)午後8時 ~ 4月19日(木)午前7時
受付随時・出入り自由・無料

関連ページ:http://www.chion-in.or.jp/index.php
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Kyotopiカメラ部 Kyotopiカメラ部