2022年7月22日 更新

【2022京都祇園祭後祭】196年ぶり復活『鷹山』から『大船鉾』まで全山鉾めぐり☆

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は現在進行中の祇園祭後祭の全山鉾をめぐりました。

3年ぶりの山鉾巡行は見どころたっぷり

2022祇園祭前祭山鉾巡行も無事に終わり、引き続き後祭に進行中。山鉾建てもひと段落された週の中日に山鉾めぐりへ。

前祭では22基、後祭では11基が各山鉾町に祀られます。なので、後祭の方が数としては少なくさくっと回れること、そして観光客も前祭より比較的少なめでゆっくりと見学できるのが魅力でもあります。

鈴鹿山

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まずは三条烏丸通り沿いにある『鈴鹿山』。

瀬織津姫命が御神体。真松には山鉾で唯一絵馬が付けられ、盗難除けの護符として珍重されます。この時はまだお会所の御神体人形の拝観準備中で中はのぞけませんでした。
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こちらは以前拝観した時の御神体人形である瀬織津姫命。

役行者山

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さらに三条通り西へ。修験道の開祖・役行者小角が一言主神の『役行者山』。巡行の際にはホラ貝の音が鳴り響きます。
宵山の7月23日には本山修験宗総本山聖護院による護摩焚が行われます。路上で杉をモクモクと燃やし、かなり見ごたえありで毎年大勢の方が見学に来られます。
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お会所では茅の輪くぐりもでき、見学。
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江戸時代の山鉾分布図が展示され、さらにそれを風呂敷にして授与されています。これを見ると、江戸時代には今以上に山鉾が存在したことがうかがえ、かなり興味深いです。
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役行者神腰掛け石。
修験道、役行者神が金剛葛城山や大峯山での修行の際腰掛けたという霊験あらたかな石で、石に手を当てると役行者の御徳が授けられるという。パワーいただきました(笑)

鷹山

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三条通りさらに西へ。196年ぶりに山鉾巡行に復活の『鷹山』。再建したばかりでまだ真新しい白木の鷹山に皆うっとり。高さ約17メートルあります。今後漆塗りにされる予定で、今の白木の状態の鷹山を見られるのは今だけなんだとか。
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木にはキジの懸装品が飾られ、キジにとって天敵の鷹をさらに引き立てる役目。

八幡山

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新町通には『八幡山』。地元・三条町に祭られる八幡官を勧請して巡行する八幡山。夫婦円満のしるしとされる、左甚五郎作とされる木彫り鳩も鳥居で両向かいになっている山ですが、御神体人形の見学叶わず、過去の巡行時の様子。

北観音山

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さらに新町通を下がると、山鉾巡行ではくじ取らずの2番手『北観音山』。かつては南観音山と一年交代で巡行していたそうです。御神体人形には楊柳観音と韋駄天を祀ります。そして懸装品の尾長鳥。

南観音山

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北観音山から新町通をさらに下ると「下り観音山」ともいわれている『南観音山』に。御神体人形には本尊・楊柳観音座像と善財童子を祀り、後部の柳の太枝は疫病を防ぐといわれています。木の懸装品には鳩がいます。

大船鉾

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山鉾巡行ではくじ取らずでしんがりを務める『大船鉾』。焼失より150年目にあたる平成26年7月、後祭巡行への復帰を果たした、まだ真新しい鉾。瀧尾神社の寄進により復元、復活した黄金の龍頭が船頭に飾られます。

橋弁慶山

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後祭、くじ取らずで先頭の『橋弁慶山』。この時まだ懸装品の取り付けをされてる最中でした。ちょうど弁慶を飾られているところ。

鯉山

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御神体人形の鯉がいつも迫力あり、さらにギリシャ神話をモチーフにしたタペストリーの見送が圧巻。そして、鯉山のかたわらには名物の鯉のタペストリー。無病息災を願う天空を舞うのぼり鯉。京都の有名アーテイスト・キーヤンこと木村英輝さん作。

浄妙山

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平家物語の宇治川の合戦がモチーフの『浄妙山』。アクロバティックに舞う一来法師(いちらいほうし)がその御神体人形ですが、こちらも拝観準備されてる最中でした。

黒主山

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『黒主山』。桜の花を仰ぎ眺めている歌人大伴黒主(おおともくろぬし)が御神体。

というわけで、まだ準備中の山もありましたが11基出そろい、宵々山、宵山、山鉾巡行を迎える運びです。

マップ

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