2021年7月20日 更新

【2021京都祇園祭後祭】大船鉾を飾る『金龍』に注目☆山鉾建て風景まとめ

おおきに~豆はなどす☆今回は2021京都祇園祭後祭の山鉾建ての途中風景を集めました。大船鉾の船首を飾る龍頭は黄金色に一新し、注目を集めています。

青空に輝く黄金龍頭の大船鉾

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京都夏の風物詩であり、日本三大祭の一つに挙げられる祇園祭。今年も昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、神輿渡御、山鉾巡行などの行事は中止に。ですが、山鉾建てについては、その技術継承と懸装品保全の観点から一部の山鉾で実施。すでに前祭は終了しましたが、けっこう多くの方が完成した山鉾を見に来られていました。私も野暮用の途中、チラッとだけ見学し撮影した時の様子。
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そして、今週からは後祭の山鉾建てが始まり、大船鉾、南観音山、北観音山、鯉山、八幡山、役行者山の6基が建つ予定。

中でも今年話題を集めているのが大船鉾。新町通四条下がった場所にあります。

禁門の変で焼失し、それから150年目にあたる平成26年7月、後祭巡行への復帰を果たした大船鉾。今年巡行はありませんが、その際にはくじ取らず、しんがりを務めます。
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そして、こちらが注目の船首を飾る龍頭。黄金に輝いています。京都ライオンズクラブの寄付と府の補助を活用し、今年から金箔を施した『金龍』がお披露目に。
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2016年に瀧尾神社から寄進された龍頭がこちら。もともと白木の龍頭でしたが、金箔を貼られたことで、より一層の荘厳さ。
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なんといいますか、ラスボス感もあります(笑)
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じつは今まで大船鉾の鉾建てを見たことがなかったんですが、こうして建ててる途中の鉾を見ると、その構造やら細工があまりにも端正で、その職人技に見とれてしまうほど。胴体部分の竹で編んだ胴懸け下地も美しいです。ひさし部分もあり、この時点でもゴージャスな大船鉾。
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そのまま新町通りを上がると、南観音山に。

「下り観音山」ともいわれている南観音山。本尊・楊柳観音座像と善財童子を祀り、まだ備えられてない様子ですが、後部の柳の太枝は疫病を防ぐといわれています。
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面白いですよね。構造がスケルトンというか丸見えで。ここから懸装品で飾られていくわけですね。
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そして、頭上の枝には鳩も健在(笑)
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さらに上がって、北観音山。

かつては南観音山と一年交代で巡行していたそうです。楊柳観音と韋駄天を祭ります。
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わかりにくいですが、尾長鳥もいます。
意外と、北&南観音山のバードウォッチングを楽しみにしているマニアックなファンが少数ながらいるもんです(笑)私もそうですが。
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室町通り。
献燈がかなり先、上まで伸びています。
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その先に役行者山。
修験道の開祖・役行者小角が一言主神。巡行の際にはホラ貝の音が鳴り響きます。

町の方に聞くと、役行者山町では23日に聖護院門跡の山伏による護摩焚き行事を行われる予定みたいです。お祭りらしい風情ですね。ぜひご参考に。

ヨ~イヤサ~♪

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