2022年7月11日 更新

【2022京都祇園祭】3年ぶり山鉾巡行直前☆職人の技が光る伝統技法『山鉾建て』風景

おおきに~豆はなどす☆今回は日本三大祭の一つであり、京都夏の風物詩でもある祇園祭。その前祭、山鉾建ての風景をご紹介します。

3年ぶりの山鉾巡行をひかえる祇園祭前祭『山鉾建て』風景

京都夏の風物詩であり、日本三大祭の一つに数えられる祇園祭。今年は3年ぶりに執り行われる山鉾巡行。ようやく本来の祇園祭が戻ってきた、と地元民も湧き上がっている2022年。

そして、祇園祭前祭(さきまつり)では10日から山鉾建てが始まっています。
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この時11日13時頃の四条烏丸。
毎年、祇園祭前祭の山鉾巡行ではくじとらずで先頭を行く長刀鉾。その鉾建てのクライマックス、鉾の中心をつらぬく長さ20メートルほどある真木の立ち上げがちょうど完了したところで、周囲から拍手が起こっていました。
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すでにその作業を終えている土台部分の『縄がらみ』。
釘を使わず、縄と木組み、鉾柱だけで仕上げる伝統構法。そして、この縄目の伝統美。
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真木の立ち上げ作業を終え、ここから車輪の取り付けや懸装品の飾りつけに移る、そんな途中経過。
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さらに、四条烏丸西へ。すでに懸装品の飾りつけ作業に移っている函谷鉾。
足場が組まれ、着々と完成形に近づいています。面白いのが、中央の真木に火伏せの神様として知られる愛宕神社の火廼要慎(ひのようじん)のお札が貼られていました。これも鉾建て作業から知る醍醐味。
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さらに函谷鉾からさらに西に進んだ向かい側。月鉾。
こちらもちょうど真木の立ち上げを終え、次の作業に取り掛かろうという場面。
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四条室町下る鶏鉾エリア。
こちらも真木の立ち上げを終えていました。
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ちょうどこれから真木の立ち上げを迎えようと準備中の四条室町上がる菊水鉾エリア。通行止めになっています。さらにいつもの道路標識は祇園祭仕様のものに変えられています。
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こちらは菊水鉾の南側。どうやらこのワイヤーを巻き上げて真木の立ち上げをする様子。
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道路も脇には車輪も取り付け待ちでスタンバイ。
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さらにこちらは菊水鉾北側。
菊の文様のちょうど真木のテッペン部分。これが反対側から引き揚げられ立ち上がっていく様子。
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北側には南側と同じようなワイヤーウインチを乗せたトラックが登場。車輪止めをして固定。
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暑い中作業されているので、皆空調服が必需品です(笑)
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ここから徐々にワイヤーを南側から巻き上げると真木がだんだん立ち上がっていきます。
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北側ではワイヤーを緩めつつ、南側の巻き上げとバランスを取る作業。ちょっと息をのむ場面。
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で、ようやく垂直に立ち上がり、周りからは拍手が湧き、菊水鉾町の方々も少し安堵された様子。

これから山鉾曳き初め、宵々山、宵山、山鉾巡行に進行。各山鉾町ではそれぞれの特徴を生かした催しがなされます。熱中症対策に留意しつつ、ぜひ足を運んでみてください。

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