2019年4月25日 更新

【霊鑑寺】金色の障壁画と緑豊かな庭園 特別公開の楽しみ方

特別公開中の霊鑑寺の、椿の魅力を観光協会担当者の目線でご紹介します!

緊張と緩和  金色の障壁画と緑豊かな庭園

特別公開の期間で、やっと日が差し込んだお庭を見ることができました。霊鑑寺のお庭は、緑色の苔と鮮やかな色彩の椿が、天候に関係なく、その時々の見どころを与えてくれる。雨の日は苔の緑が深まり、風の日は散ったばかりの椿が趣深い。そして、晴れの日は、真っ青な空が、苔と椿のコントラストに更にもう1つの表情を加えてくれます。
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さて、100種類以上の椿のある庭の愛らしさについては、霊鑑寺が尼門跡であり、住職として幼い皇女が生活をしていたということから想像できると思います。更に、皇室の暮らしぶりから、書院を彩る金色の障壁画についても納得がいくかと思います。(特別に許可をいただき掲載しております。写真撮影はできません。)そして、実際に拝観に行かれた際には、是非とも、その暮らしぶりにイメージを膨らませていただきたいです。
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改めて、金色の狩野派の障壁画が、皇女の生活に相応しい設えであることは言うまでもありません。訪問者との謁見や執務の際は、この金色の障壁画に囲まれていたことでしょう。当時の技と美が生みだす高貴な調度品と合わせて、格式、権威、優雅さなどが、張り詰めたような美の空間を生み出したのではないでしょうか。
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そんな緊張感を勝手に想像しながら、改めて書院から退室した後に、眺めたお庭の苔と椿たちが、その張り詰めた心を優しくほぐしてくれるように感じます。見事な庭と障壁画を一度に楽しめるのは、特別公開ならでは。そのなかで、「金色の障壁画と、椿と苔のお庭」を「緊張と緩和」の対比でみてもらえると、両方がそこに存在する必然性に妙に納得感があり、今までとは違った楽しみ方ができるのではないかと思います。
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基本情報

名称:霊鑑寺
住所:京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町
特別公開期間:2019年3月21日(木・祝)〜4月7月(日)
拝観時間:10:00~16:30(16:00受付終了)
拝観料:大人600円/小学生300円
※15名以上の団体は1割引(大人540円/小学生270円)
アクセス:
京都駅から市バス5系統「真如堂前」下車徒歩約5分、
もしくは市バス100系統「宮ノ前町」下車徒歩約5分

※法要等により拝観できない日や時間等が生じる場合があります。

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