2019年11月20日 更新

【再開】変わらぬ趣や美しさ、真っ赤に染まる秋の絶景は必見「大徳寺塔頭 高桐院」【大徳寺】

2年余りの本堂修復などを経て、待ちこがれた拝観再開!今年は紅葉の絶景が楽しめそうです。大徳寺塔頭『高桐院』(画像は11月中旬のものです)

変わらぬ風情と美しさ「高桐院」

山門

山門

高桐院は細川忠興によって1601年に建立された大徳寺の塔頭寺院。細川忠興とガラシャ夫人の墓があることでも広く知られています。
2年余りに及ぶ本堂の修復と昨年の台風被害で拝観再開が遅れていましたが、2019年11月10日に再開。今シーズンの紅葉が存分に楽しめそうです。
一般拝観再開

一般拝観再開

2019年11月10より拝観再開。
拝観時間9:00~16:00 (受付終了15:30)
拝観料は一般500円です。
拝観時間の終了が早めなので、ご注意ください。
参道

参道

拝観休止の間何度か門前まで来ましたが、こうして再びこの参道を見ることが出来て嬉しいです♪
この日は色付き初めでしたが、もう少し秋が深まると楓が真っ赤に染まり、秋の絶景が訪れます。JR「そうだ京都いこう」CMで一躍有名になりました。
拝観受付

拝観受付

この日はまだ紅葉の進みが浅いせいか、そんなに混雑はしていませんでしたが、時折外国人の観光客グループが来られていました。
紅葉が盛りに近づくとかなり賑わうと思います。
本堂

本堂

本堂の屋根瓦の修復がメインだったようですが、風情を残し、違和感なく修復されていました。
楓の庭 本堂南庭

楓の庭 本堂南庭

この風景が観れるの待ち望んでいました。
竹林と楓と灯籠。侘び寂び感があり、一面の苔と緋毛氈が一筋のアクセントになっています。
障子が額縁のようで、絵画を観ているようです。
 (170090)

楓の庭では少しですが早めに色づく木があり、紅葉が始まっていました。
 (170091)

こちらの吊り灯籠も健在。
新調されたようには見えず、拝観休止以前のままかも?高桐院らしさを感じました。
東司付近

東司付近

このあたりが一番色付いていました。
海外からの観光客がカメラを向けて撮影されていました。
客殿西庭

客殿西庭

こちらのお庭は井戸があり、常緑樹や楓、苔に覆われた灯籠は日本庭園の美しさを満喫できます。
以前と変わりありませんでした。お庭へ降りて散策することが出来ます。
 (170422)

1本だけ真っ赤に紅葉していました。
古木みたいですね。早く色付く品種のようです
袈裟形のおりつくばい

袈裟形のおりつくばい

朝鮮から持ち帰った石をつくばいに加工されたものだそうです。忠興のお気に入りだったんだとか。
秋にはいつも赤い紅葉が添えてあります。
書院 意北軒

書院 意北軒

千利休邸を移築したものといわれます。
侘び寂び感がありますね!
水墨画の襖絵が素晴らしい。
 (170318)

以前と変わりなく、風情や侘び寂び感、美しさもそのままの高桐院。
紅葉の色付きとともに、秋の絶景が楽しみです。
歴史と風情を楽しめますので、是非立ち寄られてはいかがでしょうか。

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詳細情報

名称:大徳寺 塔頭 高桐院 だいとくじたっちゅう こうとういん
住所: 京都市北区紫野大徳寺町73-1
電話番号: 075-492-0068
拝観時間:9:00~16:00(受付終了15:30)
拝観料:500円
関連ページ: https://souda-kyoto.jp/travel/spot/spot.html?spot_seq=0000297
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