2020年4月2日 更新

【京都紅葉】散もみじの侘び寂び感!今秋から一般公開開始☆大徳寺塔頭「高桐院」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は長らく耐震工事で拝観謝絶でしたが、今秋から一般拝観再開。師走の大徳寺の様子とともに紅葉チェック。

師走の装い☆大徳寺塔頭の高桐院

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北区紫野にある臨済宗大徳寺派の大本山で、京都の五山の一つ大徳寺。ご本尊は釈迦如来。開基は大燈国師宗峰妙超で、正中2年(1325年)に創立。

この日、珍しく法堂の扉が解放されていて、ご本尊である釈迦如来像を囲んで法要中。ちょうどこの日、お釈迦様が悟りを開かれた日・成道会の法要。

終了後はすぐまた扉は締め切られ、いつもの様子に。
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法堂から法衣を着た僧侶たちが列を成して、奥へと消えていく場面にも遭遇。
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そして、茶道界では『事始め』の日ということで、市内いろんな神社仏閣のお茶室で、こんな『在釜』の貼り紙を発見。
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京都でも有数の規模を誇る禅宗寺院・大徳寺。中心伽藍のほか、20か寺を超える塔頭があります。
その一つがこちら、高桐院。

高桐院は戦国大名で有名な細川忠興(三斎)が、父や弟を開祖として建立した寺院。細川氏の菩提寺でもあります。
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長らく耐震工事のため、拝観謝絶だった高桐院ですが、今秋から再開。再開を待ちわびた多くの参拝客で今シーズンはかなりにぎわっていたそうです。
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茶人としても有名で、千利休の七哲の一人とされた細川忠興。千利休ゆかりの品々も所蔵し、書院は利休の邸宅を移築したもの。書院に続く茶室「松向軒」は秀吉(1587年)北野神社で開いた大茶会で使われた茶室と伝えられます。
境内には細川忠興や夫人の細川ガラシャの墓もあり、書院の庭は楓をうまく配し、紅葉スポットとしても大変有名。

以前、JR東海の「そうだ、京都行こう」の紅葉時期のポスターにもなり、大反響。
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入り口、参道の石畳が絶景スポット。紅葉ピーク時は大渋滞になりますが、すでに散もみじ。ピークは過ぎたということもあり、この日はわりとゆったりと拝観。
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文芸・絵画・芸能・建築等、諸々の芸術領域における日本文化の基層となる理念の一つ「幽玄」。一直線の参道はそんな気で満ちています。


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とはいえ、晩秋というか、初冬の侘び寂び感も漂っていました。
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奥の書院につづく名茶席・松向軒は今回拝観しませんでしたが、お庭はすっかり散紅葉の絨毯に。

それすら計算して設えられたのか?と思えるような、飛び石。赤い絨毯敷きからぽっかりと浮かびあがってました。

ちょっと見ごろは過ぎてしまいましたが、秋の高桐院を堪能できました。

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詳細情報

名称
高桐院
住所京都府京都市北区紫野大徳寺町73
電話番号
075-492-0068
拝観時間:9:00~16:30
拝観料:大人400円 大学生400円 高校生400円 中学生300円 小人200円
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