2023年5月1日 更新

【京都お寺】穴場のエキゾチック寺院!中国式精進料理『普茶料理』必食「黄檗山萬福寺」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都府宇治市にある禅寺。中国風のエキゾチックな雰囲気が独特で、座禅体験や中国式精進料理『普茶料理』もいただけます。

エキゾチックな雰囲気ただよう中国風の禅寺

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宇治市黄檗にある臨済宗、曹洞宗とならび三禅宗の一つ、黄檗宗の総本山『黄檗山萬福寺』。中国建築様式の建物が独特で、京都の中でもエキゾチックな雰囲気のお寺。こちらは総門。左右の屋根が低い牌楼(ぱいろう)式の中国的な門になってます。
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黄檗山萬福寺は1661年に中国僧・隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師によって開創。禅師は中国明朝時代の臨済宗を代表する僧で、中国福建省福州府福清県にある黄檗山萬福寺の住職。

当時、日本からの度重なる招請に応じ、1654年に来朝。宇治の地でお寺を開くにあたり、寺名を中国の自坊と同じ「黄檗山萬福寺」と名付けました。
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威風堂々たる三門。
幕府の政策等により、宗派を黄檗宗と改宗。以来、禅宗は臨済宗、曹洞宗、黄檗宗の三宗に分類され、日本三大禅宗の一つに数えられています。「三門」という呼び名からも、中国風だけど禅寺なんだな、と認識することができます。柱の両サイド左右対称に長い木造の表札があり、さらに何やら漢字で書かれている様子など、まさに中国式のイメージ。
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参道はこんなふうにスタイリッシュな雰囲気すら漂わせる、龍の背の鱗をモチーフ化した菱形の敷石『石條(せきじょう)』で奥へと誘います。
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中国寺院で一般的に玄関として見られるお堂『天王殿(てんのうでん)』。その中央に御本尊の弥勒菩薩(布袋さま)。この時、修学旅行生が多数参拝し、布袋さまの笑みを見て「かわいい~」と話されていました(笑)見てるだけで幸せな気持ちにさせてくれる御本尊ですね。
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そして、その布袋さまを守護するように周囲には四天王、韋駄天が祀られています。

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天王殿の背後には萬福寺の本堂『大雄寶殿(だうおうほうでん)』。
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香炉や線香もどこか中国風。
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こちらは「桃戸」と呼ばれる桃がほどこされた扉。桃は邪気を払う食べ物と言い伝えられ、萬福寺の至る所に桃のモチーフが見られます。
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御本尊の釈迦如来座像の周りには十八羅漢像も安置。どの像も身近に拝観でき、さらに特に撮影禁止制限がないのがちょっと驚きです。

以前、JR東海「そうだ京都、いこう。」のポスターで座禅を組んでる場面が紹介されていましたが、こちらでは事前に予約すると、座禅体験もできます。
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祖師堂。こちらには達磨大師が祀られていますが、今までのイメージとは違う、ちょっとほっそりとした達磨さん。これも中国様式ということなのか。
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伽藍をつなぐ回廊にはこんな提灯がぶら下がり、その途中に釣鐘があり、ちょっと独特の建築様式。この日、修学旅行生に加え、写生をする学生さんも多く集われ、特にこの釣鐘風景を描こうとする方が多数でした。
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開山堂(かいさんどう)。隠元禅師を祀る場所。4月3日に祥當忌、毎月3日に月例忌が営まれているそうです。このラーメン鉢風の模様の欄干『勾欄(こうらん)』。「卍くずし」と呼ばれるデザインだそうです。こういうのも中国風。時間帯によっては面白い陰影を作ります。

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本山僧衆の食堂『斎堂』前に吊り下げられている、日常の行事や儀式の刻限を報じる魚の形をした法器『開梆(かいぱん)』、そして朝と昼の食事と朝課の時に打つ『雲版(うんぱん)』。
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表には鬼界の衆生に施す飯を乗せる『生飯台(さばだい)』。実際この上にご飯が乗っていて、野鳥が食べに来る場面に出会うこともあったり。
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そして、こちらが『斎堂』。この日は修学旅行生の昼食場として開放され、重要文化財である食堂で禅寺仕込みの中国式精進料理『普茶(ふちゃ)料理』に舌鼓という、とんでもなく貴重な体験をされてる様子。
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以前私も境内の一室で普茶料理を美味しくいただいたことがありますが、日本の精進料理とはまた少し違った料理法に感心させられました。事前予約すればどなたでも食べることが可能。

京都のお寺めぐりも一巡し、ちょっと独特なお寺めぐりをしたい方には、とても興味深いお寺で、かなり見応えあります。さらに普茶料理もいただけるなど、いろいろな体験もでき、何度訪れても面白い発見があります。オススメの観光スポットです!

詳細情報

名称:黄檗山萬福寺
場所:京都府宇治市五ケ庄三番割 五ケ庄三番割34
電話番号:0774-32-3900
詳細サイト:http://www.obakusan.or.jp/hotei.html
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宇治・黄檗にある禅宗・黄檗宗総本山のお寺。中国僧である開祖・隠元禅師によってもたらされた中国式の精進料理、普茶料理が食べられることでも有名。ある意味、京都ならではなランチ。

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