2019年4月29日 更新

【京都お寺めぐり】奉祝天皇陛下御即位☆京都非公開文化財特別公開で初公開!「安祥寺」

おおきに~豆はなどす☆今回は新天皇即位に伴う奉祝行事。通常未公開の寺社の文化財を特別公開。中でもお寺自体これまで未公開の山科区にある安祥寺は注目。

お寺自体初の一般公開で注目の安祥寺

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新天皇陛下のご即位をお祝いして、通常非公開の寺社の文化財が拝観できる「京都非公開文化財特別公開」が開催中。門跡寺院や皇室ゆかりの寺社が多く参加。
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そんな中、今回注目のお寺がこちら。
山科区、毘沙門堂から疎水沿いを西へ。その山手に通常は門が閉ざされた状態で、それがお寺なのかもちょっとわかりづらい安祥寺。

これまで一般参拝客を受け入れたことがなく、今回お寺自体初公開。
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そんなこともあり、普段ひっそりとした疎水沿いも、この日はここを目指す多くの参拝客でにぎわっていました。
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他の寺院では拝観料を支払う窓口を設けていたりしますが、通常拝観していないため特設の窓口が登場。拝観料は少し割高で大人800円。
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嘉祥元年(848年)、仁明天皇女御で文徳天皇の母・藤原順子の発願により、入唐僧・恵運によって創建。高野山真言宗の仏教寺院。山号は吉祥山。
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境内は溜池があり、裏山との境がないような場所に立地。すぐ東側には府立洛東高校の校舎が見えます。

そして、かつては醍醐寺のように、裏山にある「上寺」と麓にある「下寺」が存在し、現在は上寺は荒廃し痕跡もないということですが、下寺が現在の安祥寺にあたります。
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入って正面に本堂である観音堂。
建物の中はすべて撮影禁止でしたが、こちらにはご本尊である奈良時代末期に造られていたとされる、木造ながら黄金に彩色された十一面観音菩薩立像(重文)が安置。
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こちらだけは撮影を許されましたが、境内の見取り図。
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地蔵堂。こちらには江戸時代においても何回も火災に遭いながら、江戸時代後期に再建。独特なフォルムの地蔵菩薩像が安置。
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大師堂。こちらにはわりと比較的最近彩色されたようにも見えるお大師像が。

通常拝観している寺院だと、説明用の札が建造物前に立っていたりしますが、一般公開されてこなかったお寺なので、各建物前で京都古文化保存協会の方が口答説明。中には史跡マニアの方の難しい質問に答えられなかったりする場面もありましたが、全く未知のお寺が公開される機会も早々ないので、この機会にぜひ拝観することをオススメします。
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水は張られていませんが、小さな浮見堂も。
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入り口スグ東側に楼鐘。
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そして御朱印も。これも今回初ということですね。そんなレアな御朱印を頂けるのも、この機会のみ。ぜひ、お見逃しなく!

ヨ〜イヤサ〜♪

安祥寺 への口コミ

詳細情報

住所:京都市山科区御陵平林町22
電話番号:075-581-0853
公開日時:4月26日~5月10日 午前9時~午後4時
拝観料:大人800円、高校生以下400円(小学生以下は大人1人につき1人無料)
公式HP:http://www.kobunka.com/
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