2022年2月8日 更新

【京都ぶらり】世界的文豪・村上春樹ゆかりのお寺☆南禅寺やインクラインすぐ「安養寺」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は左京区粟田口にある世界的にも知られノーベル文学賞候補でもある文豪・村上春樹氏ゆかりのお寺。

疏水や南禅寺にも近い“ハルキスト”必訪のお寺

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山科区、蹴上から九条山にさしかかる三条通り沿い。以前何度か参拝したことのある通称『京のお伊勢さん』で知られる『日向大神宮』へ向かう参道。穴場的パワースポットとしても知られ山中からは京都市内も見渡せる場所。

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ですが、今回は日向大神宮ではなく、こちら『青龍山 安養寺』がその目的地。途中まで同じ参道をたどります。なので、ここからひたすら九条山に向かって登っていきます。
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途中橋を渡りますが、インクラインがあったり疏水があったり。
この日インクラインでは観光客が線路上で記念撮影を楽しみ、疏水ではこの時期恒例の大掃除をされてる様子。琵琶湖の水を止めて疏水底の掃除や整備を毎年されています。若干ヘドロ臭する時もありますが(笑)
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さらに階段を上っていきます。
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すると、途中ルートが二手に。石段の急坂とコンクリートのなだらかな坂。
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そのうちの石段側が今回向かう安養寺ですが、開かずの門になっていて、途中塀の側面に入口があり結果的にはそこから訪問しました。そして、なだらかな坂のほうは日向大神宮へと向かうルート。
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途中、ずっと石垣の白壁が続き、その切れ目の門から境内へ。
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この日はまったく開いていませんでしたが、こちらが青龍山安養寺の本堂のようです。安養寺というお寺は市内に2か所あり、左京区粟田口のこちらと東山区円山公園の山手にもあり、ちょっと混同しがちですが。

詳しい来歴については不明ですが、西山浄土宗、開祖は円仁(エンニン)と伝わっています。今回なぜこちらのお寺に参ったかというと、世界的文豪・村上春樹氏ゆかりの場所であることを知り、興味がわいてやってきました。
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個人的に村上作品は初期の頃の小説を中心にいくつか読んだ程度。おそらく最後『ねじまき鳥クロニクル』くらいで挫折したような(笑)最近のものはほとんど読んでいません。もっぱら睡眠導入剤になるのがオチ。
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村上氏は神戸出身だと今まで勝手に思い込んでいましたが、出生地は伏見区。村上氏の祖父がこのお寺の住職だったことも関係し、幻の京都時代が存在したということになるんですかね。出生後まもなく両親が甲陽学院中学校の教師として赴任したため兵庫県西宮市に転居したとか。
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それを知って、少し腑に落ちることがあるといいますか。

以前、村上氏がメールの質問に答える「村上さんのところ」という期間限定サイトがあり、その中で「京都で一番好きな場所は?」という質問に「山科の毘沙門堂と琵琶湖疏水の辺りを散策するのが好き」と答えたんだとか。そして、その近くに美味しいお蕎麦屋さんがあったと。たしかに昔ありました(笑)他にも疏水べりをランニングするのが好きという話も何かで読んだことがあります。

京都にはいろいろな神社仏閣や観光スポットがあるのに、わりと地味めな毘沙門堂や疏水を選ぶって意外に思っていましたが、祖父のお寺から疏水伝いに比較的近かった、ということでもあるんでしょうかね。
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境内なこじんまりとした様子ですが、手水舎もあり、さらに石造りの不動明王像も祀られています。
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百度石もあり、お百度参りに訪れる方もいるんですかね。

現在は村上氏の従兄弟にあたる方がご住職だそうで、ウワサではあまり似てないんだとか(笑)

村上氏の数々の著書の中に、父の記憶を題材にした小説もあり、その中で京都にまつわものがあるのなら興味がわきますね。私自身とくに『ハルキスト』というわけではありませんが、ファンであれば小説とともに照らし合わせて訪れたい場所ですね。

詳細情報

名称:青龍山安養寺
場所:京都市左京区粟田口山下町8
電話075‐771‐5339
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