2018年8月19日 更新

【京都和菓子めぐり】縄文土器調の1100年前から不変デザインの唐菓子!!味も神秘的☆「亀屋清永」

縄文土器調は私の勝手な印象(笑)独特のビジュアルの和菓子。え!和菓子カテゴリーでいいの?と一瞬躊躇するほど。奈良時代から伝わり、1100年前から変わらないデザインの唐菓子(からくだもの)と呼ばれる独特の和菓子。

見た目も味も神秘的な唐菓子(からくだもの)

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東大路通り、八坂神社前。祇園や東山界隈の寺院も集中する、いつも大勢の観光客でにぎわうスポット。
そんな場所にひっそりとたたずむ和菓子店。超有名です。高島屋や伊勢丹など百貨店にも出店されてます。

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創業400年の老舗。元々は三条寺町に店を構えていたそうです。江戸時代、幕府に選定された『京御菓子司』を名乗れる28軒の京菓子店のうちの一軒がこちらになり、諸藩諸侯、寺社仏閣に出入りを許されたお店でもあり。
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中でも、京菓子のルーツとも言える『唐菓子(からくだもの)』がこちらの代表的和菓子。

その歴史は古く、奈良時代の仏教伝来とともに日本へ伝わったお菓子。当時は朝廷や寺社の供物として用いられた揚げ菓子。それが後々長い歴史を経え庶民の口にも入るように。
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そんな神々しいお菓子以外にも、普段使いの和菓子もいろいろとあります。
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暖簾には、その唐菓子が描かれています。1100年前から同じ姿形の和菓子なんだとか。
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花街にも近いこともあり、芸舞妓さんたちも買いに贔屓にされているんでしょうね。祇園甲部のお姐さん方のうちわが(笑)
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季節の和菓子がいろいろと並んでいます。
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最近では、こちらのインスタ映えする涼やかな和菓子も有名です。夜の星や月が散りばめられた寒天菓子ですかね。
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進物用にも最適な和菓子いろいろある中、手前の黒い含蓄ある箱が唐菓子である『清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)』。なんか、どこかの応援団みたいな商品名ですが(笑)

こちらは1個から箱入りで購入できます。
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で、1個買ってみました。ちょっとここに和菓子が入ってるとは思えないような、独特のパッケージ。
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このお菓子の由来などが書かれたリーフレットが入っています。

もともと天台宗や真言宗など密教系寺院への供物で、そのお下がりを貴族たちが食べたというもの。今でも醍醐寺や三十三間堂などの寺院のお供えになっています。
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こちらが唐菓子『清浄歓喜団』。一度見たら忘れられないようなインパクト大なビジュアル。これが1100年前と変わらない姿というのもまた驚き。個人的には縄文土器を連想させるような(笑)

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とくにこの上の部分。他の京菓子の老舗と言われるお店の、どんな和菓子と比べても全く違う系譜を感じる意匠。
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せっかくなので、断面画を撮影しようとナイフで切ろうとしましたが、外側の皮部分は硬い焼き菓子というか、揚げた状態のもの。ちょっとキレイに切るのに難儀しました(汗)

巾着部分の中にはこしあん。伝来当時は栗、柿、杏などの木の実が包まれていたそうですが、江戸時代中期からこの小豆餡に。
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で、食べてみました。
今まで食べたことない、独特のお菓子。外側の皮はかなり歯ごたえあり、ごま油の風味。皮は小麦粉と米粉を混ぜたもの。餡には清めの意味で7種の香り(丁子(ちょうじ)、白檀、桂皮など)が配合され、それがなんとも高貴で神々しいような味わい。若干、奈良の胃腸薬・陀羅尼助風の味を思わせるような’(笑)

1個のお値段594円とちょっと和菓子としては割高な印象も受けますが、他にはない独特の存在感、味わいはけっして高くはないような。かつては庶民の口には入らなかった和菓子。それを思っても、妥当なような。

ちょっと味わって楽しむ考古学。そんな雰囲気もある唯一無二の和菓子です。お試しあれ!

ヨ~イヤサ~♪

亀屋清永 への口コミ

詳細情報

住所:京都市東山区祇園石段下南
電話番号:075-561-2181
営業時間:8:30~17:00
定休日:毎週水曜日定休(その他不定休あり)
公式サイト:http://www.kameyakiyonaga.co.jp/

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豆はな 豆はな