2021年7月17日 更新

皇族との関係も深い世界遺産『仁和寺』へ

真言宗御室派の総本山で世界遺産の『仁和寺』。春の御室桜はもちろんですが、五重塔など見どころが多数あるので思い立ったが吉日です。

御室(おむろ)とは

 (191574)

『仁和寺』の最寄り駅は嵐電 御室仁和寺駅です。御室というのは宇多上皇『仁和寺』内に建てた僧房のことで地名の由来となりました。御室御所は『仁和寺』の別名です。
 (191576)

紫が特徴的な嵐電の車輌。御室仁和寺は、北野線になります。

世界遺産『仁和寺』

 (191578)

仁和4年に宇多天皇によって創建された『仁和寺』は真言宗御室派の総本山で世界遺産です。寺名は創建時の年号”仁和”にちなんで付けられました。代々の皇族が門跡となっていたため皇族との関係が深く、色々な宗派の本山を統轄する最高位についていました。
 (191588)

圧巻の迫力、二王門

 (191585)

仁和寺の二王門は京都三大門の一つに数えられ、その高さは18.7メートルはあります。
遠目からでも圧巻の迫力です。
 (191587)

御所風建築

 (191581)

皇族や貴族とのゆかりが深かったため「仁和寺御殿」といわれる御所風建築物が特徴的です。
 (191582)

五重塔

 (191592)

仁和寺の象徴でもある五重塔の塔は、1644年に建立。東寺の五重塔と同じく、上層から下層にかけて各層の幅にあまり差がないことが特徴的です。
 (191593)

御室桜

 (191595)

遅咲きで有名な御室桜は背丈の低い桜です。国の名勝にも指定されています。

『仁和寺』一帯は「仁和寺御所跡」と国の史跡に指定されていて、『仁和寺』の裏にある成就山には四国の八十八ヵ所霊場を縮小した「成就山八十八ヵ所霊場」と呼ばれる巡拝コースがあります。こちらは2時間程度で全て巡ることができる上、成就すれば四国の八十八ヵ所霊場と同じご利益を得ることができると言われている嬉しいコース。

涼しくなったら行ってみたいなと思います。

仁和寺周辺には、金閣寺や龍安寺もありますので、一緒にまわりたいですね。

詳細情報

 (191601)

名称:仁和寺
住所:京都府京都市右京区御室大内33
拝観時間:9:00~17:00(16:30受付終了)
HP:http://www.ninnaji.jp/
27 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

【桜の京都2020】古来より愛される遅咲き桜の名所「仁和寺」【京都花めぐり】

【桜の京都2020】古来より愛される遅咲き桜の名所「仁和寺」【京都花めぐり】

ソメイヨシノが終盤になり、御室桜の開花が進むと京都のお花見も終盤と言われています。今年は新型コロナウィルスの影響で、例年のように楽しめなかった方が多いと思いますが、少しでも癒しになればと思い、春の仁和寺の様子を紹介します。(画像は過去のものです)
m.m | 1,887 view
京都代表の名所|世界遺産の門跡寺院で御室桜を拝もう!「仁和寺(にんなじ)」

京都代表の名所|世界遺産の門跡寺院で御室桜を拝もう!「仁和寺(にんなじ)」

門跡寺院とは、皇族・公家とゆかりの深い寺院のこと。仁和寺もその一つで、さらに世界文化遺産に登録されています。こちらの桜は「御室桜(おむろざくら)」としてとても有名です。
【京都桜 振り返り2024】京都を代表する遅咲き品種 「御室桜」今年も美しく咲き誇りました「世界遺産 仁和寺」

【京都桜 振り返り2024】京都を代表する遅咲き品種 「御室桜」今年も美しく咲き誇りました「世界遺産 仁和寺」

京都の桜のフィナーレと言われる遅咲きの品種、「御室桜」。今年は4月10日頃見頃の発表があり、美しい姿を見せてくれました。満開の御室桜と境内の様子を振り返ります。(4月10日撮影)
m.m | 1,030 view
【京都イベント】名残の紅葉と雅やかな光に癒される 「NAKED GARDEN ONE KYOTO 仁和寺」12/18迄開催

【京都イベント】名残の紅葉と雅やかな光に癒される 「NAKED GARDEN ONE KYOTO 仁和寺」12/18迄開催

クリエイティブカンパニーNAKED, INC.(ネイキッド)が京都市を中心に開催している『NAKED GARDEN ONE KYOTO』の一環のイベントです。名残の紅葉が楽しめ、幻想的で温かみのあるイベント。金堂拝観解説ツアー付きや、限定切り絵ご朱印付き入場券などもあり、充実しています。イベント詳細と場内の様子を紹介します。(内覧会にて撮影)
m.m | 1,409 view
【雪の京都】雪景色の五重塔や雪の華を咲かせた御室桜が美しい「御室仁和寺」【世界遺産】

【雪の京都】雪景色の五重塔や雪の華を咲かせた御室桜が美しい「御室仁和寺」【世界遺産】

四季折々の景色が魅力的な御室仁和寺。今回は雪景色を紹介します。
m.m | 2,000 view

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

まみの京都好奇心手帖 まみの京都好奇心手帖