2019年10月26日 更新

【京都神社めぐり】京都五山・相国寺境内にある社!千利休の孫・宗旦に化けた狐を祀る☆「宗旦稲荷社」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都五山第二位に列せられる名刹であり、臨済宗相国寺派の大本山・相国寺境内にある社。千利休の孫・千宗旦に化けた狐を祀る。

千宗旦に化けてしばしば茶会に現れた狐を祀る

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上京区、烏丸今出川エリア。
同志社大学の今出川キャンパスや御所北に隣接する場所。臨済宗相国寺派大本山のお寺。室町幕府・三代将軍足利義満によって創建。
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臨済宗のお寺「京都五山」の序列の第二位。そして、京都屈指の観光名所・金閣寺(鹿苑寺)や銀閣寺(慈照寺)の総本山で、その山外塔頭(さんがいたっちゅう)にあたる。
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同志社大と同志社女子大キャンパスを隔てる参道の奥に境内が広がっていて、その広大さにちょっと驚くほどですが。

でも、じつは同志社エリアはもともとここ相国寺の敷地。
応仁の乱など幾度の焼失と復興の歴史とともに、現在の境内の姿に。かつては約百四十四万坪の壮大な敷地に五十あまりの塔頭寺院があった巨大寺院でした。
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そんな境内、鐘楼「洪音楼」の裏手にあるこちら。『宗旦稲荷』と札があり、その先に参道があります。
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途中、手水舎もあり。
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途中、石造りの溝があり、それを渡るんですが。
こちらはつい最近NHK『ブラタモリ』でも紹介された、鴨川からの水を引いた御所用水。それが、ここ相国寺を通り、御所へとつながります。
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洪音楼は現在改修工事中のようで、ブルーシートで覆われているんですが。
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その北東、さらに細い参道があります。
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さらに穴の開いた石碑があり、ここにも宗旦稲荷と書かれています。
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小さいながらも石造りの鳥居があり、その奥に社があります。
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江戸時代初期、相国寺境内に一匹の白狐が住みつき、しばしば茶人・千宗旦(1578~1658年)に姿を変え、時には雲水にまじり坐禅を組んだり、寺の和尚と碁を打つなどして人々の前に姿を現していました。

その狐は宗旦にもなりすまし、近所の茶人の宅へ赴いては茶を飲み菓子を食い荒らすことたびたびながら、ある時、宗旦狐は相国寺塔頭慈照院の茶室開きで、お点前を披露。そのお点前は実に見事で、遅れてきた宗旦も目の当たりにして感じ入るほど。これも、宗旦の人となりを伝えた逸話でもあり。

その話に登場した「い神室(いしんしつ)」は現在でも慈照院に伝えられています。茶室の窓は、宗旦狐が慌てて突き破って逃げたあとを修理したので、普通のお茶室より大きくなってしまったという。
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宗旦狐は店先から油揚げを盗み、追いかけられ井戸に落ちて死んだとも、猟師に撃たれて命を落としたとも伝えられています。化けていたずらをするだけでなく、人々に禅を施し喜ばせていたという宗旦狐の死を悼み、雲水たちは祠をつくり供養。それがこの宗旦稲荷で今も残っています。
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まるでおとぎ話のようなエピソードですが、こうして祠があることを思うと、宗旦狐は実在したのかもしれませんね。

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基本情報

名称:宗旦稲荷社
住所:京都市上京区相国寺門前町

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