2020年6月8日 更新

【京都ぶらり】日本初の鉛蓄電池メーカー発祥の地!同志社大学キャンパス内「旧日本電池社屋」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は上京区烏丸今出川にある同志社大学、新町キャンパスにある碑。かつて日本初の鉛蓄電池を製造販売していた会社社屋跡。

日本電池社屋が大学の建物として再利用

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上京区、地下鉄今出川駅地上。
この界隈にはレンガ造りの建物が立ち並ぶ名門同志社大学キャンパス。烏丸通を挟んだ東側に今出川キャンパス。同志社大学の中では一番古い歴史を持つキャンパス。その周辺にも新しい校舎が増築されていますが。
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今回は烏丸通り西側にある新町キャンパスへ。同志社出身の友人から、とある情報を得てやってきました。
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今出川キャンパスの校舎に比べると、比較的新しめ。レンガ造りを基調としているところは統一されていますが。
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その校舎、南側にあるモニュメント。
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古い白黒写真をそのまま転写した画がプレートに描かれています。

こちらには、かつて同志社大学旧臨光館があった場所であり、さらにその前身として、日本電池本社社屋(現GSユアサコーポレーション)があった場所。

日本電池は島津製作所の蓄電池工場を母体として1917年設立された会社。1895年日本初の鉛蓄電池を製造した島津源蔵(島津製作所2代目社長)が創業者。当時の蓄電池需要を背景に工場も設置。社屋には鉄筋コンクリート造りにエレベーターや暖房設備を備え、当時としては先進的建物だったとか。

その後、本拠地をここから西大路に移し、残った建物を同志社大学が1959年に買い取り『臨光館』と命名し活用。増改築を重ね80年以上利用されていましたが、現在の校舎建て替えに伴い取り壊され、その外壁をこのモニュメントに一部再現。

商標『GS』は島津源蔵の頭文字から命名。現在ではユアサコーポレーションと経営統合し、社名も『GSユアサコーポレーション』に改名。自動車・二輪車用の鉛蓄電池では国内シェアトップで、世界でも第2位のシェアを占め、京都が世界に誇れる会社。

かつて、そんな産業の歴史をたどったスポットでもあり、現在では大学キャンパス。ぶらり訪れてみてはいかがですか?

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基本情報

名称:日本電池発祥地の碑
住所:京都市上京区近衛殿表町
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