2020年10月17日 更新

不思議な威容の仏舎利塔と比叡山借景☆一見の価値ありの壮大な眺望「妙満寺」【岩倉】

お釈迦様が悟りを開いた地として知られるインドのブッダガヤ☆そこにそびえ立つブッダガヤ大塔を模した仏舎利塔がとても印象的な岩倉の「妙満寺」☆比叡山とともに望む風景は建立当時の時代感を感じさせます☆

昭和の大遷堂を想う風景

 (193833)

1389年日什上人によって創建された顕本法華宗の総本山である岩倉の「妙満寺」。

雪月花三名園の一つ”雪の庭”が有名ですが、まず山門をくぐると不思議な塔が目に入ります。
インドやタイなどの寺院で見られるような様式の塔で、一瞬ここが京都なのかと戸惑うような不思議な感覚を抱きますね。

これは、お釈迦様が悟りを開いた地として知られるインドのブッダガヤに建つ”ブッダガヤ大塔”を模して建てられた仏舎利塔。
最上階には古くから伝わる仏舎利を納め、一階にご本尊。そして塔自体が全国の壇信徒の納骨堂にもなっているそうです。

山門をくぐり、振り返る形で東を向けばこの仏舎利塔と比叡山が正面に見える壮大な景色です。
 (193835)

昭和43年(1968年)寺町二条からこの地へ移転。そしてこの仏舎利塔が建立されたのが昭和48年(1973年)。
1970年の大阪万博をはさみ、当時の高度成長期の時代感を想うと、この宗教界においても何か新時代を感じさせるような風景だったのかと想像しますね。
 (193836)

 (193832)

 (193844)

「雪・月・花」三名園の一つとされる”雪の庭”。
寺町二条からの石組みをそのまま移築されているそうです。
 (193845)

 (193846)

紅葉を楽しめる場所としても有名です。
人出の気になる時勢ですが、市内中心部からは距離のあるこの場所、案外穴場かもしれません。
 (193837)

 (193838)

KYOTOGRAPHIE アソシエイテッド・プログラム

 (193839)

大書院では「KYOTOGRAPHIE アソシエイテッド・プログラム」の展示も開催されています。

瀧本幹也「CHAOS 2020」

※ 会期 10/18まで  入館料¥500が必要です

https://www.kyotographie.jp/exhibitions/mikiya-takimoto-1/
 (193840)

 (193841)

 (193842)

 (193843)

妙満寺 基本情報

名称:  顕本法華宗総本山 妙満寺

所在地: 京都市左京区岩倉幡枝町91

開場時間: 6:00~17:00
      本坊・展示室受付 9:00~16:00

問い合わせ:075-791-7171

詳細:  http://www.myomanji.jp/
19 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

千恋し 千恋し