2017年3月16日 更新

京都・鯖寿司界の横綱!200年以上続く鯖寿司専門店!「祇園新地 いづう」

鯖寿司の超老舗で言わずとも知れた名店、祇園にある「いづう」に行ってきました。一度、いづうの鯖寿司を食べてしまうと他では食べられなくなるかもしれません。それくらい他の鯖寿司とは一線を画すほどの美味しさです。

200年以上続く超老舗

 (72724)

祇園の切り通し、祇園らしい美しい街並みで、あたりには老舗の名店が立ち並びます。
観光スポットの巽橋からもすぐの場所にある鯖寿司の名店「いづう」をご紹介します。
 (72714)

祇園らしい飾らない店構えで風格さえ感じます。とてもふらっとは入れない空気感を醸し出しています。
天明元年(1781年)この場所で創業し、初代「いづみや卯兵衛」の名から「いづう」という屋号になったそうです。
 (72715)

ハレの日や祭りの日に好んで食べられていた鯖寿司に、職人の技術を注ぎ込み世にだしたのが、この「いづう」だと言われています。

元々はお茶屋さんやお座敷のお客さんを中心に商売をされていましたが、6代目店主の広く一般の方にも知ってほしいとの思いの元、1970年に店内でも食べられるようになりました。それまでは、本当に知る人ぞ知る鯖寿司だったそうです。
 (72716)

祇園の街の喧騒が嘘のように店内は静かで落ち着いた空間になっていて、ゆっくりと食事をすることができます。テーブル席が3卓のみ。
 (72717)

メニューはこちらです。鯖寿司以外にも鯛寿司や夏季限定で鱧寿司もあり、盛り合わせのお寿司もあり、好みの組み合わせをリクエストすることも可能です。

最高峰の鯖寿司

 (72718)

実は鯖寿司が大好きでして、思う存分鯖寿司が食べたいということで盛り合わせにはせず、鯖姿寿司(2,430円)にしました。しょうがが添えられているだけで至ってシンプルです。

余談ではありますが、急須と湯のみのがかわいいです(笑) 
 (72721)

鯖は日本近海の脂ののった真鯖、お米は滋賀の江洲米(ごうしゅうまい)を使用していて、鯖寿司は天然の北海道産真昆布にくるまれています。

一目見ただけで美味しいと確信しました。また、お酒のよきお供になります。
 (72720)

食べる直前に昆布をとって頂きます。昆布の旨味が鯖寿司全体に広がり、また風味も豊かです。

肉厚で脂ののった鯖寿司の断面はこちら。姿寿司なので青背から白身まで味の変化も楽しむことができます。昆布と鯖からの2種の旨味と酸味が混ざりあった絶妙な味わいです。

これまで色んなお店で鯖寿司を食べてきましたが、いづうの鯖寿司は格別に美味しかったです。ボリュームもあり女性なら十分にお腹にいっぱいになると思います。
 (72723)

もちろんお持ち帰り用も販売されています。いづうでは包み紙にもこだわりがあり、季節に応じた6種類の包装紙が用意されています。鯖寿司を通して包装紙からも季節を感じてほしいというのお店の思いです。

200年以上続く鯖寿司専門店の名は伊達じゃありません。鯖寿司が名物のお店は多々ありますが、一線を画す美味しさです。店内でもご自宅頂くもよし最高の鯖寿司です、一度味わってみてください。

祇園新地 いづう 店舗情報

祇園新地 いづう 店舗情報

店名:祇園新地 いづう
住所:京都市東山区八坂新地清本町367
電話番号:
営業時間:11:00~23:00 ※LO30分前
(日・祝は22時まで)
定休日:火曜日 (祝日を除く)
店舗HP: http://izuu.jp/
16 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

つきはし つきはし