2022年4月11日 更新

【京都和菓子】黒豆きな粉と琥珀色の絶品わらび餅☆知る人ぞ知る穴場京菓子司「亀屋博永」

おおきに~豆はなどす☆今回は上京区御所西の住宅街にある和菓子店。祇園の名店『亀屋清永』で長年菓子職人をされていたご主人営むお店。看板商品のわらび餅は知る人ぞ知る美味しさ。

知る人ぞ知る古い町並みにあるわらび餅の名店

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上京区御所西、さらに油小路下長者町下がった場所にある京御菓子司『亀屋博永』。今まで知ることのなかった和菓子屋さんでしたが、知り合いからここのわらび餅が絶品、という話を以前聞きいていて、ずっと気になっていました。とても小さいお店でご近所さんにしかあまり知られていない、老夫婦で営まれている和菓子店。
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後で調べてみると、こちらのご主人はかつて祇園の老舗『亀屋清永』で40年ほど菓子職人として腕を磨き、独立し暖簾分けで、この地に10年以上営業されてるとか。看板にもわらび餅と掲げてあります。
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わらび餅以外も季節の和菓子を提供されていて、今の季節なら春らしいうぐいす餅や桜餅などもある様子。
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自宅改装の店内はお客一人入れるほどの小さなスペースで、ちょうど先客がいて、終わられるのを少し待ちました。そこから厨房が見え、個包装された和菓子が並んでいます。

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そして、わらび餅は注文を聞いてからカットしてきな粉をまぶしてパックされるようで、パック見本のみがショウケースに飾られています。

1人前(小)でわらび餅5個入り324円ということで、今回は2人前(中)540円を注文。他、4人前(大)1080円。その後、厨房でわらび餅を仕上げパックするのに多少時間を要しました。そこは気長に待ってあげてください(笑)
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自宅に持ち帰って、さっそく食べてみました。こんな包装形態になっています。中にはわらび餅のしおりが入っていて、わらび餅には信州産の本わらび餅粉を使用し、丹波黒豆大豆を特殊焙煎し、大豆きな粉とブレンドして仕上げ、和三盆糖をたっぷり使用した身体にもいいわらび餅であることが謳われています。
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中にはきな粉がバランスよくまぶさった状態のわらび餅たち。
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お皿に盛り分けて1人前。
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そして、食べてみました。楊枝に刺して持ち上げると、柔らかさを持ちつつ、持ち上げても切れない弾力、そんな感触。
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そして、一口。

プツンっとした歯切れも感じつつ、それでいてとろける食感。黒豆や大豆の香ばしさとコク。わらび餅の上品な甘さ。この食感は絶品。
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わらび餅は琥珀色で、本わらび餅粉由来なのか黒糖色なのか。色目どおりの深みを感じるわらび餅。知り合いがイチ押しするのがわかったような、なんとも滋味深い味わいの、そしてデイリーで食べたくなるような、まるで食事の延長のような和菓子。ハレの和菓子的特別感はありませんが、ちょっとした日常のささやかな楽しみにふさわしいような、そんな味わいの甘味。

決して派手さはなくシンプルな構成ですが、こんなお店が地元の方の日常を支えてるのかも、と思えたり。ちょっと穴場的和菓子店です。

ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:亀屋博永
場所:京都市上京区 下長者町下る大黒屋町38
電話:075‐431‐4438
営業時間:8:30~18:00
定休日:日曜日
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