2021年1月6日 更新

【京都】名店レシピ「イタリア食堂 ガロッパーレ」に教わる基本のミートソース(ボロネーゼ)

正しくは、プロが教える”絶品ボロネーゼ(ボロネーゼ=ミートソース)のパスタ”なのですが、本当においしい基本のミートソースの作り方をマスターしておけば、オムレツやグラタン、ドリアなどいろんな料理に代用可能!いつも満席の「イタリア食堂 ガロッパーレ」オーナーシェフの東 晃志さんに特別に教えていただきました。

プロが教えるボロネーゼ(ミートソース)の作り方

 (198988)

今回、ボロネーゼのレシピを教えてくださったのは、西陣の堀川紫明にある一軒家イタリアン「イタリア食堂 ガロッパーレ」オーナーシェフの東 晃志さん。
ボロネーゼは作り置きにピッタリ、パスタだけではなく、グラタン、ラザニア、ドリアなどにも応用ができ、ぜひ試してほしいメニューです。

「ガロッパーレ」といえば、ハイレベルな味とコスパの高さで定評のあるお店。あの味を家でも再現できるとあれば、挑戦するしかないですね!
動画タイトルにあるように、最寄駅(地下鉄鞍馬口駅)から歩いて約20分と交通の利便性はさほどよくないのですが、それでも20席あるテーブルがいつもほぼ満席の人気店です。店内もとっても素敵ですよ!

ボロネーゼの材料

たまねぎ:200g
豚ひき肉: 200g
牛ひき肉:200g
※たまねぎ、豚ひき肉、牛ひき肉を1:1:1にするのがポイント。たまねぎ1玉の大きさに合わせて、肉の量を調整するのが作りやすそうですね。できれば合挽き肉は買わずに、豚ミンチ、牛ミンチそれぞれ単品で用意しましょう。

赤ワイン:適量(100ccくらい?)
オリーブオイル:適量
パルメザンチーズ:適量
バター:適量
トマト缶:1/2
生クリーム(あれば適量加える)

料理の手順

●みじん切りにした玉ねぎを炒める。
・中火にかけた鍋に、玉ねぎ、塩、オリーブオイルの順番で入れる。
・オリーブオイルを入れたら、火を弱火に。
・焦げる一歩手前まで、丁寧にしっかりと炒める。
(飴色を超えてます!どのくらいの色かは、動画でチェック)

●ひき肉を炒める
・フライパンを火にかけてオリーブオイルを入れ、豚ひき肉を入れる。
・豚ひき肉の上に乗せるように牛ひき肉を置く。
・上に牛、下に豚が崩れないように、少し伸ばすように広げ、混ぜずに待つ。
・豚肉から脂が十分に出てきたら、粒がパラパラするように切り炒める。
(※ここでは下味はつけない)
・脂が透明になってきたら、赤ワインを入れる合図
・赤ワインを入れてからも、肉の塊をほぐすように混ぜ、また脂が透明になってきたらOK

●玉ねぎとひき肉を合わせ、味をつける
・炒めた玉ねぎの入った鍋に、炒めた肉を入れ、再度火にかける。
・肉を炒めたフライパンに分量外の水を入れ(100ml程度)、洗うように肉の旨みをこそげとり、玉ねぎと肉の入ったフライパンに入れる。
・弱火で煮詰めつつ、ローリエ(ハーブ)を入れて、香りをつける。
・トマト缶のトマトをカットし、種を取り除く。(厳密にやらなくてもok!)
・トマトを溶けやすくするために、細かくカットする。
・鍋に入れて、弱火でゆっくり煮詰める。
・コクを出すために、バターを適量加える。
(生クリームを加えれば、よりまろやかに)

完成! このまま一晩おくと、より味がなじみます。

パスタ編

 (198989)

・パスタを100g茹でます。塩分濃度は1%前後
・一晩おいたボロネーゼソースは、再度火にかけて、水、パスタの茹で汁を足して伸ばす。
・ここでもバター(あれば生クリーム)を加えて、コクを出す。
・パスタとソースがよく絡まったら、パルメザンチーズをたっぷり加える。
・味を見て、水かパスタの茹で汁で塩分を調整して出来上がり!

プロのコツ〜まとめ〜

・玉ねぎは焦げる寸前まで、しっかりと炒める
・ひき肉を炒めるときは、フライパンに接する面に豚肉、上に牛肉を乗せて豚の脂を先に出す
・ひき肉の脂が透明になるまで炒める
・ひき肉は、ダマにならないように細かく炒める

店舗情報

店名:イタリア食堂 ガロッパーレ
住所:京都市北区紫野西藤ノ森町4-25
営業時間:11:00-14:30 17:00-22:00
定休日:月曜日(祝日の場合は、翌火曜日)
TEL:075-203-8677
18 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

京都西陣の人気イタリアン直伝「アンチョビのオイルパスタ」の作り方

京都西陣の人気イタリアン直伝「アンチョビのオイルパスタ」の作り方

2015年、西陣エリアにオープンした、イタリアの隠れ家レストランのような一軒家イタリアン。美味しいお料理と丁寧な接客で客足の途切れない人気店にお邪魔して、ワインにぴったりのアンチョビパスタの作り方を教えていただきました。
Kyotopi 編集部 | 6,644 view
【必見】名店レシピ「喫茶マドラグ」が継ぐ伝説の玉子サンドイッチ【京都】

【必見】名店レシピ「喫茶マドラグ」が継ぐ伝説の玉子サンドイッチ【京都】

NHKの国民的情報番組「あさイチ」でもレシピ動画を紹介されたことのある「喫茶マドラグ」の玉子サンドイッチは“日本一有名な玉子サンド”といっても過言ではないのでは?今回は店主の山崎 三四郎 裕祟さんにすべての調理工程を撮影させていただきました。
Kyotopi 編集部 | 10,915 view
【京都名店レシピ】料理好き必見!京名物の鯖寿司を自宅でつくる!「酒房わかば」

【京都名店レシピ】料理好き必見!京名物の鯖寿司を自宅でつくる!「酒房わかば」

鯖寿司って買って食べるものですよね。そう、そう、それでいいと思います。でも、おうち時間を楽しむ今、この動画を見たら鯖寿司づくりに挑戦してみたくなりますよー。特に小学校のとき図工が得意だった人にオススメ。
Kyotopi 編集部 | 4,742 view
イタリアンの巨匠 イル ギオットーネ笹島シェフ直伝「ボンゴレビアンコ」の作り方

イタリアンの巨匠 イル ギオットーネ笹島シェフ直伝「ボンゴレビアンコ」の作り方

全国に名を馳せるイタリアンシェフ笹島 保弘 氏が、初めてイタリアに旅したときに食べた料理が「ボンゴレビアンコ」だったそうです。基本のイタリア料理であり、笹島シェフの愛する「ボンゴレビアンコ」を本人登場の動画をみながら学びましょう!
Kyotopi 編集部 | 5,272 view
京都名店の技『ムッシュいとう』の総料理長直伝「チキンステーキ」の焼き方

京都名店の技『ムッシュいとう』の総料理長直伝「チキンステーキ」の焼き方

2004年「ピエールテタンジェ国際料理コンクール」日本大会ファイナリストを皮切りに2016年「京都府の現代の名工」に選出されるなど輝かしい経歴を誇る『京都洋食 ムッシュいとう』のシェフ伊藤道彰氏が、どこの食卓にもヘビロテで登場する鶏もも肉を使った、簡単で見栄えするレシピを教えてくださいました。
Kyotopi 編集部 | 5,100 view

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

Kyotopi 編集部 Kyotopi 編集部