2021年11月22日 更新

【2021京都紅葉最新】雨の日こそ訪れたい☆石段『赤絨毯』でおなじみ「毘沙門堂」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都山科随一の紅葉名所であり、JR東海『そうだ京都、いこう。』のCMにもなり全国的にも知られるお寺。11月22日時点の様子。

紅葉見頃☆雨がつくる『赤絨毯』も徐々に

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山科区、JR山科駅から山手に北上。一直線に伸びる参道を行くと、途中山科疏水を横切り、さらに進むと登場する天台宗寺院『毘沙門堂門跡』。最澄自刻の毘沙門天像がご本尊。

まだ早いと知りつつ、先月も紅葉パトロールに訪れましたが、そろそろ見頃を迎えているのでは?と思いやってきました。先月とは一変。すでに赤々とした燃えるような紅葉風景。11月22日時点。
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JR東海『そうだ京都、行こう。』のCMで紹介されて以来、全国的にも知られるようになった桜&紅葉の名所。この日はあいにくの雨。ですが、雨の日のほうがいい紅葉名所もあり、まさしくこの毘沙門堂がそれにあたり、朝から喜び勇んでやってきました。
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というのも、ここ毘沙門堂の中でも一番の紅葉スポットがここ。

タイミングさえよければ、赤く色づくカエデが石段に落葉し、形成される通称『赤絨毯』の絶景が広がります。それには雨で葉が強制落下させられることが条件となり、この場所はあえて雨の日に訪れたほうが、絶景に出会える確率が高い、ということに。
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この時点では、早朝から降り始めた雨でうっすら赤い絨毯を形成しつつあるような、そんな状態。これからますます雨脚が強くなれば、さらに赤い絨毯が色濃くなっていく、そんな途中経過の様子。
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さらに、参道の石段にも貼りつく紅葉。
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周辺の苔むす木々の根間を鮮やかに彩る紅葉。
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大宝3年(703年)文武天皇の勅願により行基が出雲寺を開基。出雲寺は上京区にある相国寺北側、上御霊神社付近にあったといわれ、今でもそのあたりの地名「出雲路」が残っています。

平安時代末期に荒廃し、室町時代応仁の乱で焼失。その後再建されるも再び焼失。江戸時代の慶長年間(17世紀初頭)に徳川家康の側近であった天台宗僧・天海により再建。その際、山科の安朱寺の寺領の一部を出雲寺に与え、移転復興したのがはじまりと伝えられています。

後西天皇皇子の公弁法親王(1669年 – 1716年)が受戒、晩年には隠棲の地に。以後、皇族・貴族が住持を務める格式の高い寺院・門跡寺院となり、天台宗京都五門跡の一つ「毘沙門堂門跡」と称されるように。
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本堂。
寛文6年(1666)に建立。中は撮影禁止ですが、 向唐破風造の門や、堂の周囲の透塀など、京都の仏堂建築では珍しい造り。本尊に小さめですが毘沙門天像を安置。奥には殿舎有料拝観スペースにつながります。

さすが紅葉シーズンということもあり、まだ朝8時半ごろでしたが、すでに境内を拝観する方多数。
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御朱印もかなりのバリエーション。御朱印に特化した授与所が特設されていました。
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本堂東側にある高台弁財天。豊臣秀吉の母大政所が大阪城内で念じ、落城後に北政所(ねね)が高台寺に移され祀られた弁才天を公弁親王によりここに勧請。鳥居の脇にあるドウダンツツジが最高潮。

そして谷川の水を引き滝を造った江戸初期の回遊式庭園『晩翠園』のまわりの紅葉も水面に映し出されていました。

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本堂西側。奥に見える紅葉風景を切り取って、よく撮影されてる場所。すでに見頃。
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『薬医門』。上からの眺め。赤絨毯の石段はその下に続いています。
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さらにその西隣にある『勅使門』。薬医門、勅使門それぞれの石段に趣きがあり、さらに赤く彩られた背景。絵になります。

今週の前半は雨予報の京都。ならば、それを逆手に取って雨の日にこそ魅力を発揮する紅葉名所を訪れる、という臨機応変な観光にピッタリ。きっと赤絨毯の完成度も日を追って上がっていくことでしょう。雨の日にオススメの紅葉スポットです!

詳細情報

名称:毘沙門堂
場所:京都市山科区安朱稲荷山町18
電話番号:075-581-0328
公式サイト:http://bishamon.or.jp/
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