2021年10月19日 更新

【2021京都紅葉最新】石段の絶景赤絨毯でおなじみ!疏水の秋桜は終盤「毘沙門堂」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都山科随一の紅葉の名所、直近の様子。山科疏水べりの秋桜は終盤。

徐々に秋めく色に移り行く境内

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山科区、JR山科駅から山手に北上。一直線に伸びる参道を行くと、途中山科疏水を横切り、さらに進むと登場する天台宗寺院『毘沙門堂門跡』。最澄自刻の毘沙門天像がご本尊。

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今週から急激な冷え込み。まだまだ早いとは知りつつ、紅葉パトロールにやってきました。JR東海『そうだ京都、行こう。』のCMで紹介されて以来、全国的にも知られる桜&紅葉の名所。

しばらく来ない間の参道の途中、新しい建物が建設中。
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この日は平日で空いていました。
まだほとんど紅葉を感じないモミジたちの様子。
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大宝3年(703年)文武天皇の勅願により行基が出雲寺を開基。出雲寺は上京区にある相国寺北側、上御霊神社付近にあったといわれ、今でもそのあたりの地名「出雲路」が残っています。

平安時代末期に荒廃し、室町時代応仁の乱で焼失。その後再建されるも再び焼失。江戸時代の慶長年間(17世紀初頭)に徳川家康の側近であった天台宗僧・天海により再建。その際、山科の安朱寺の寺領の一部を出雲寺に与え、移転復興したのがはじまりと伝えられています。
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後西天皇皇子の公弁法親王(1669年 – 1716年)が受戒、晩年には隠棲の地に。以後、皇族・貴族が住持を務める格式の高い寺院・門跡寺院となり、天台宗京都五門跡の一つ「毘沙門堂門跡」と称されるように。
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境内には最澄ゆかりの地や戦国バサラのスタンプラリー開催中のようです。最澄は天台宗開祖ということで理解できましたが、なんで上杉謙信と毘沙門堂?と調べると、春日山城中(現新潟県)に毘沙門堂を建立し、必勝祈願をしていたことから毘沙門天とのつながりが深い武将とのことらしいです。どうなんでしょう。若干ムリクリ感否めませんが(笑)
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手水舎。
以前より若干こちらも浮かれた感もあるアヒルたち(笑)
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本堂。
寛文6年(1666)に建立。中は撮影禁止ですが、 向唐破風造の門や、堂の周囲の透塀など、京都の仏堂建築では珍しい造り。本尊に小さめですが毘沙門天像を安置。奥には殿舎有料拝観スペースにつながります。もともとあった授与所の向かいにもう一つ授与所が新設され、これからの紅葉シーズンに備えた体制になっていました。
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本堂西側。うっすらとモミジの色づきが感じられます。
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さらによく観光客がここから奥に見える紅葉風景を切り取って撮影されてる場所。まだまだの様子。
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春の主役である枝垂桜の名木。こちらは少し色づいていますね。
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薬医門。今回は上からの眺め。毘沙門堂イチ押しの絶景紅葉スポットがこちら。
紅葉ピーク時、運が良ければ赤いもみじの落葉が織りなす赤絨毯が見られる場所。多くの撮影隊がここでカメラを構え、その光景を撮影。ですが、当然のごとくまだまだ青もみじ。
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こちらは以前石段下から撮影した時の様子ですが、こんな赤絨毯を形成します。この時は超ラッキー。
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他、境内にある秋の移ろいを感じる植物はモミジだけではありません。ちょうどグラデーションがかって赤く色づき始めたマンリョウ。なんとも絶妙なタイミング。
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本堂東側にある高台弁財天。豊臣秀吉の母大政所が大阪城内で念じ、落城後に北政所(ねね)が高台寺に移され祀られた弁才天を公弁親王によりここに勧請。鳥居の脇にあるドウダンツツジが若干色づいていました。
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足元をみると、苔の上にドングリが落ちています。秋ですね。
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ここも紅葉撮影スポット。まだまだ色づいていませんが。
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ちなみにこちらは昨年の山科疏水べりに咲く秋桜の様子ですが、この時より確実に花は散り、終盤を迎えていました。今回は下見がてらやってきましたが、また紅葉シーズン中に訪れてみたいと思います。

詳細情報

名称:毘沙門堂
場所:京都市山科区安朱稲荷山町18
電話番号:075-581-0328
公式サイト:http://bishamon.or.jp/
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