2018年4月13日 更新

【京都パンめぐり】絶滅危惧種!幻のレトロパン『ニューバード』発見!地元民御用達の老舗店「バード新町」

たまたま北大路新町界隈を歩いていて発見。今はなき老舗パンチェーン店「バード」の支店。そして、京都発祥パンともいわれている名物レトロパンも発見。食べてみました。

偶然の発見に大歓喜の『ニューバード』

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たまたま北大路新町通りを北上中。
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すると、自分の目を疑うほどの、まさかまさかのパン屋さん。
そう、「ベーカリー」というより「パン屋さん」が呼び名としてピッタリくるような。
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一時、血眼になって探していた京都老舗パンチェーン「バード」。
かつては街中の至る所にあったパン屋さんですが、最近ではほとんど見かけなくなりました。

古い地元民なら知ってる人も多いと思いますが。
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京都にはその昔、「西湖堂」という製パン会社があり、今では京都老舗ベーカリーの筆頭として有名な「進々堂」と並び、二大巨頭的存在だったそうです。その西湖堂はバードチェーンという店舗を66ヶ所展開。工場で生地を成形したものをチェーン店に配送。店舗のオーブンで焼き、焼きたてのバンを提供するというシステムでしたが、2~30年前に倒産。
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本部が倒産したので、厳密にいうと支店というかチェーン店ではなくなったわけですが、引きつづきそのまま営業するお店もあったわけですが。

時代の流れ、店主の高齢化にともない『バード』を名乗るパン屋さんも知らず知らずのうちに街から消え、気づくともう全くその存在自体なかったかのような。自分にとってはそんなパン屋さんだったのが、ここで発見。もう小躍りしたい衝動(笑)
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店番はおかみさんがされてました。奥に調理場。わりとこじんまりとした店内。

陳列スタイルも昔ながらの雰囲気で、パンもレトロな雰囲気。
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サンドイッチがレトロ臭してやたらおいしそうで。わりと昔価格なのか、今となっては割安な印象。
なんか、最近のサンドイッチのいろんなもん挟みました的なあまりの力み具合と真逆の感じが逆にほっとするような(笑)
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今改めて画像みると、そういえば部活前に近所のバードでパン買って食べたな、とか思い出したり。
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で、バードといえばこれ。
看板商品でもあり、今また京都レトロパンファンの間でブーム再燃の兆しある『ニューバード』。京都の古いパン屋さんでしか見かけない、絶滅危惧種パン。

幸運にも1個残っていたんで買ってみることに。1個130円。
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自宅で食べてみました。ニューバードは以前老舗ベーカリー『まるき製パン所』のも食べたことありますが、わりと小ぶり。
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で、割ってみます。
まわり、衣のようで一見油で揚げたカレーパン風ですが、焼いているタイプ。
生地は白いフツーのパンと同じような。中央に魚肉ソーセージ、うっすらその周りの生地に塗られたカレーペースト。
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食べてみます。
魚肉ソーセージ食べるの久々です(笑)とてもレトロです。そして、カレー風味がほんのり効いてて、押し付け感なく。なんともおやつ感覚のパン。
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もしかしたら、あの昭和の時代のニューバードに一番忠実につくられているのかも。
そんな郷愁すらただようニューバード。なかなか貴重ですよ。今のこってりデニッシュやバゲット系パンしか知らない若い方にも試してもらいたいですね(笑)

ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

住所:京都市北区小山初音町1−3
電話番号:075-492-2964
営業時間:7:00~不明(17:00~サンドイッチ全110円セール)
定休日:日曜日
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