2019年10月22日 更新

【京都神社めぐり】有名な難読地名『天使突抜(てんしつきぬけ)』の由来!平安時代創建の古い歴史「五條天神社」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は下京区、五条西洞院上った場所にある古い神社。平安京遷都の頃に創建され、数々の歴史あり、有名な難読地名『天使突抜(てんしつきぬけ)』の由来となる神社。

平安京遷都に伴い創建した歴史ある神社

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下京区、五条西洞院上る。西洞院通沿いにも鳥居がありますが、こちらは北向きの松原通沿いの鳥居。
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社伝によると、延暦13年(794年)、平安京遷都の折、空海が勧請し創建。創建当初は「天使の宮」「天使社」と称し、後鳥羽上皇時代に「五條天神宮」へ改称。社号の『五條』は、現在の松原通がかつて五条通であったことに由来する。
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境内。
主祭神に少彦名命(すくなびこなのみこと)を祀り、室町時代以降は疫神、医道の祖神とされ、病気退散・厄除け・農耕・医薬の神として信仰を集めた。
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さらに、五条大橋の伝説で知られる弁慶と牛若丸の出会いにもゆかりのある神社として知られる。
久寿年間(1154年 - 1156年)には、祇園社(のちの八坂神社)の末社であった時期もあり。

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本殿。
幾多の大火で焼失するも、復興し現在に至っている。
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菅原道真と直接的に関連はないが、境内社として筑紫天満宮があり道真を祀る。
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さらに本殿裏には元治元年(1864年)の大火後再建された筑紫天満宮を含め、福部神社、金刀比良神社、大国主神社、白太夫神社、稲荷神社、猿田彦神社、辨財天社の末社が並ぶ。
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境内の周りには高層マンションが目立ちますが、かつては広大な社域を有していましたが、豊臣秀吉の都市整備で伴い、境内を貫通する南北の通りを新設。その強引なやり方に京都人は皮肉をこめて、天使さまを突き抜ける通りに『天使突抜(てんしつきぬけ)』という地名をつけ、この通り沿いでは町名にもなっています。

そんな難読地名の由来ともなる、京都の神社めぐりの中でも興味深いスポット。

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詳細情報

名称:五條天神宮
住所:京都市下京区天神前町351
電話番号:075-351-7021
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