2021年2月17日 更新

【京都お寺】境内はカニづくし『蟹の恩返し』伝説も☆圧巻の金銅大仏像「蟹満寺」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都府木津川市にあるお寺。今昔物語の『蟹の恩返し』で知られる。

かに座必訪!?『蟹の恩返し』で有名なお寺

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京都府木津川市。この日は前から気になっていたお寺「蟹満寺」に今回初訪。自分がかに座なので、一度は訪れてみたいとずっと思っていました(お寺と全くかに座は関係ありません笑)

こちらは木津川市のマンホール。町の木「もみじ」、町の花「菊」、町の特産品「お茶」「タケノコ」をデザインし、中央に木津川市のマーク。木津川市は相楽郡加茂町、山城町、木津町の合併により2007年に誕生。なので、これ以外にも旧市町時代のマンホールが何種類かあります。
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京都府南部の城陽市・井手町・木津川市の3つの市町にまたがり、京都と奈良を結ぶ全長約25kmの散策道『山背古道』。古墳や、古くからのまちや、人々の話し声、そして、なつかしい風景と出会える道。そんな道沿いにあるお寺でもあり。
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かつては紙幡寺、加波多寺ともいわれていた蟹満寺。真言宗智山派のお寺。創建年代や由緒については不詳ながら、周辺の発掘調査により飛鳥時代後期(7世紀末)の創建と推定される。

寺伝によれば、秦氏の一族秦和賀により建立され、のちに江戸時代の正徳元年(1711年)智積院の僧・亮範が入寺し再興。
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境内には比較的新しい雰囲気の本堂が正面に。宝暦9年(1759年)に建立された本堂を平成22年(2010年)に改築されたそうです。
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境内には至るところに蟹型の寺紋。よくよく見ると植物で蟹を象ったようにも見えますが。
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これは、黄檗の萬福寺にある木魚の原型『魚板』の蟹バージョンのような。
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こちらにも蟹の彫板。でもよくよく見ると、蟹の周りに蛇の彫刻も見えます。これはお寺の縁起、今昔物語に収録されている『蟹の恩返し』伝説からきています。

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本堂内には御本尊である国宝・釈迦如来坐像。白鳳期の秀作で、像高2.403m、重さ2トンの金銅製。大仏と称しても遜色ないような御姿。同時代の丈六金銅仏は飛鳥大仏、興福寺仏頭、薬師如来坐像のみという貴重な仏像。御顔も奈良の仏像のテイストを感じます。
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この時は節分ということで、本堂で福豆もいただきました。
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境内に奉納された石玉垣には、かに料理のお店など蟹つながりの会社も。ちょっと珍しい蟹にまつわるお寺でした。

詳細情報

名称:蟹満寺
場所:京都府木津川市山城町綺田浜36
電話:0774-86-2577
関連サイト:http://0774.or.jp/temple/kanimanji.html
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