2024年2月6日 更新

【2024京都お寺】祇園で通称『四条の額』と呼ばれる眼病治癒祈願に訪れたい「仲源寺」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は東山区祇園、四条通りにあるお寺。眼病持ちの方にも信仰厚い『目やみ地蔵』を安置。

祇園四条にある目病に悩める人にも信仰の厚いお寺

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東山区祇園、四条通りの商店街一角に浄土宗寺院『仲源寺(ちゅうげんじ)』があります。御本尊・地蔵菩薩は眼病に霊験があると伝わり、別名「目疾地蔵」とも呼ばれ、信仰の厚いお寺。最近めっきり視力が落ち、何かと支障を来すほど。まあそれも加齢によるものとわかりつつも、多少御利益あるかと祈願しにやってきました(笑)
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お寺の起源は平安時代中期、仏師・定朝が地蔵菩薩を彫り四条橋北東に祀ったことが始まりとされています。その後、鎌倉時代・安貞2年(1228年)に鴨川が大雨で洪水となった際、防鴨河使の中原為兼が地蔵菩薩像に止雨を祈願したところ雨は止み洪水も治まったことから、『雨やみ地蔵』と呼ばれるように。
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その後雨やみ地蔵は、信仰深い老夫婦の眼病を自らの目に移し苦しみから救ったという伝説から、『目やみ地蔵』と呼ばれ眼病治癒に霊験があると評判になり大盛況に。天正13年(1585年)に寺は現在地へ移転。
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一見、商店街に軒を連ねるお店に目を奪われていると、見過ごしてしまいそうな目立たないお寺でもありますが。
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境内はこじんまりとした狭小スペースに、小さめの御手水舎があったり。この日はちょうど節分前で、豆まきが予定されていました。
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こちらが本堂。目やみ地蔵が安置されています。
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その隣には観音堂があり、中には木造千手観音坐像(重要文化財)が祀られ、洛陽三十三所観音霊場の第16番札所にもなっています。
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境内から見える、額縁のように切り取られた四条通。時折、通行する人も一瞬見えます。
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この光景を、歴史的著名作家・志賀直哉が昭和初期に書いた小説『暗夜行路』の中のセリフで、「四条の額じゃないが、雨奇晴好位な気持かな」と表現し、通称『四条の額』とも言われていたり。なるほど、確かに賑やかな四条通りの様子が額に収められたような光景になっています。

目病持ちの方の参拝はもちろん、繁華街のオアシス的お寺とも言える立地にあり、気軽に訪れてみたくなるお寺。ご参考に。

詳細情報

名称:仲源寺
場所:京都市東山区四条通大和大路東入祇園町南側585
電話番号:075-561-1273
拝観時間:7:00~19:30
事務所受付:9:00~16:30
関連サイト:http://rakuyo33.jp/chugenji/
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