2022年9月16日 更新

【京都ぶらり】俳句好き必訪☆与謝蕪村ゆかりの通称『蕪村寺』で季節を詠む「見性寺」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都府宮津市にあるお寺。俳人・与謝蕪村がかつて過ごした場所で名句も生み出されたとか。

名句『春の海終日のたりのたりかな』はここから

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京都府宮津市。海岸には日本三景・天橋立があり、海のまちとして知られるエリア。そんな場所の山手、古い町並みが残り、寺院が集中する閑静な場所。そこに寺院『一心山見性寺』があります。寛永2年(1625)、金屋谷大頂寺5世、伝誉上人の創建と伝わり、この山門(鐘楼門)は天明5年(1785)の建築。
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前々から宮津や与謝野町に来る際に訪れたかった場所。というのも、個人的に最近俳句をたしなみ、著名な俳人・与謝蕪村ゆかりの土地、寺院であることを知っていて、今回初訪問。
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俳人・与謝蕪村は享保元年(1716年)に大阪で生まれ、20代には関東へ渡り、俳句づくりにいそしむ。俳人・松尾芭蕉を敬愛し、著名な俳句集『奥の細道』にインスパイアされ、蕪村自身もその足跡を辿りながら東北地方を周遊し、絵を宿代の代わりに置いて旅をするような修行時代を過ごしました。

その後、39歳の時にここ宮津の見性寺を訪れ3年余り滞在し、宮津時代は主に画家としての才能を開花。その後また京都にもどり結婚し娘を授かり、島原の角屋で俳句を教え、以降京都で生涯を過ごしました。
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蕪村とゆかりのあるお寺ということで通称『蕪村村』と呼ばれています。
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山門周辺には蕪村の句碑が解説付で掲示されていて、細かな描写とともに移ろう季節が生き生きと詠まれ、じつは今までそれほど多くの蕪村の句に触れてこなかったんですが、その滋味深さに感じ入ります。
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境内は一見普通の住宅にも思える建物が並び、この時お寺の方にも少しお話を伺おうかと思いましたが不在のようでした。
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そして、蕪村像。何か自画像をもとにつくらた像なんですかね。修行僧のような雰囲気もありますね。
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境内には他にも蕪村の句碑が多数あり、代表作ともいえる名句『春の海終日(ひねもす)のたりのたりかな』もあります。オノマトペ『のたりのたり』は蕪村の代名詞のような表現。この句は宮津湾を眺めながら詠んだと言われています。個人的には穏やかな雰囲気から、てっきり太平洋か瀬戸内あたりで詠まれたのかと思ってましたが(笑)
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本堂はこちら。明治期に仮堂として建てられたもの。
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レプリカなのか、本物なのかわからないものもありましたが、蕪村の画風そのままの作品が多数並んでいました。お気に入りのヘタウマ風のやつも(笑)
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かつての様子を撮影されたものですが、10月には蕪村祭が執り行われるんですかね。雅楽の調べを聞きながら。

俳句づくりのヒントとなりそうな花鳥風月が至る所にある宮津。きっと蕪村にとって、創造のいい刺激になる場所だったんだろうな、と。このお寺や宮津のまちをめぐることで、そんなことを感じました。俳句好きなら吟行に訪れたい場所ですね。

詳細情報

名称:一心山見性寺
場所:京都府宮津市小川759
電話:0772‐22‐4020
関連サイト:https://www.city.miyazu.kyoto.jp/soshiki/17/4866.html
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