2020年7月20日 更新

【京都発酵めぐり】錦市場の有名京漬物店!祇園祭シーズンの味覚・青うり漬必食☆「打田漬物」

発酵で健康!京都発酵食品部です☆今回は中京区、京の台所として知られる錦市場。その中にある、有名京漬物店。夏の味覚、青うり漬を求めて。

京の台所・錦市場の名店に季節のおつけもんを求めて

 (187702)

中京区にある、400年の古い歴史を持ち、京の台所として知られる錦市場。

国内外問わず、多くの買い物客や観光客でいつもにぎわう場所。でしたが、コロナ以降外国人観光客を中心に、利用者激減。コロナ以前なら通りはいつもすし詰め状態でしたが。

いや、これでも少し客足戻りました。まあ、祇園祭シーズンということもあり。非常事態宣言解除直後はすれ違う客ほとんどなく早足で通れるほど閑散としてました。
 (187665)

そんな祇園祭期間真っただ中、この時期らしいおつけもんを求めてやってきました。余談ですが、京都人は漬物のことを愛着込めて『おつけもん』と呼びます。
 (187672)

錦市場の中でも繁盛店。コロナ禍でこの日はお客も少なめですが、コロナ前なら多くの客でにぎわう京漬物の名店。店前の樽の上には夏野菜のどぼ漬(ヌカ漬)や浅漬けなどを中心に色とりどりの季節野菜のおつけもんが並びます。
 (187668)

この辺りは浅漬けを中心とした定番のおつけもん。
 (187669)

真空パックになった進物にもピッタリな商品も。
 (187671)

 (187670)

他にもお茶漬けがすすみそうなお供も。佃煮類もあります。
 (187666)

 (187667)

今回は、この時期らしいおつけもんを、ということで、季節限定の浅瓜漬486円をチョイス。
 (187674)

購入したのは浅瓜漬だけなんですが、店員さんが「サービスで入れときます~」と何やら袋に足してくれ、帰宅後中を見てビックリ。サービスというのはすぐき漬。

すぐき漬は京漬物の中でも『ラブレ菌』という乳酸菌を持つ、優れた発酵食品の代表格。
 (187676)

 (187679)

こんな手書きメッセージも添えられて。恐らく、浅瓜漬よりすぐきの方が高額商品かと(汗)なんとも太っ腹のサービス。ちょうどコロナで客足少なくなって、こんなサービスをされてたのかもしれません。後日美味しくいただき、快腸そのものです(笑)
 (187675)

で、購入した浅瓜漬。原料となる青うりは今が旬の味覚で、スーパーでも販売しているところもあり。
特に桂産の青うりは京野菜の一つにも数えられ、古くから京都で食されてきた夏野菜。
 (187678)

浅漬けなので、比較的賞味期限短め。調味液に浸かった状態のものを洗わずにカットして。

清涼感もある色がキレイです。この鮮やかな色出しにプロの技を感じます。どぼ漬のきゅうり、なすも同様ですが。

食べてみると、きゅうりとはまた違う、うりらしいポリポリとした独特の歯ごたえと味わい。あっさりとしているので、いくらでも食べられるというか。
 (187677)

あまりクセがなく、ほぼサラダ感覚で食べられる浅瓜漬。ちょうど暑い季節に不足しがちなカリウム補給にも最適。

生だと野菜もあまり量を摂れなかったりしますが、おつけもんにするとけっこう知らず知らずのうちにポリポリとたくさん食べられたり(笑)まあ、塩分を気にされる方も多いかもしれませんが。その点、一般的に浅漬けなら漬物の中でも比較的塩分少なめ。夏場の食欲のない時期にも最適な季節の京漬物、お試しあれ!

詳細情報

名称:打田漬物
場所:京都市中京区錦小路通柳馬場西入
電話番号:075-221-5609
営業時間:9:30~17:30
定休日:1月1日
公式サイト:https://www.kyoto-uchida.ne.jp/
19 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

京都発酵食品部 京都発酵食品部