2018年1月19日 更新

【激レア】積雪日だけライトアップするまぼろしの景色も「雪の京都まとめ」

盆地という地形から底冷えする寒さで有名な京都ですが、雪が降る日は意外に少なく、市内は積もる日も滅多にありません。激レアな京都の雪化粧まとめました。

雪の降りたるは、言ふべきにもあらず

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「春はあけぼの」で始まる『枕草子』で清少納言は、冬の美しさを「早朝がいい。雪が降っている景色は言うまでもない」と語っています。稀少な京都の雪景色はやはり、別格の美しさがあります。

積雪日限定のレアなライトアップ「貴船神社」

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貴船神社では、1月・2月の積雪日のみ限定で閉門を20時まで延長してライトアップが開催されます。積雪日限定ライトアップ開催の決定は、なんと当日の15時!開催が決定した日のみ、貴船神社のHPやSNSなどで告知されるとあって、意外に知らない人も多いイベントです。
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お馴染みの二の鳥居(南参道)、朱色の灯籠、その灯籠から漏れる光と雪の白さがなんとも幻想的です。1年に数日だけという稀少性もあって、貴船神社の神秘的な雰囲気がますます高まります。もしタイミングが合えば、その巡り合わせに感謝して参拝しましょう。

ご注意頂きたいのが貴船神社へのアクセス方法です。貴船神社への道は狭くまた路面が凍結している可能性が高く、車での参拝はとても危険です。また貴船神社には駐車場がないので、公共の交通機関でお越しください。
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名称:貴船神社
住所:京都市左京区鞍馬貴船町180
参考記事:https://kyotopi.jp/articles/guuw1

日本の原風景!「美山町かやぶきの里 雪灯籠」

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日本の原風景、かやぶきの里と知られる南丹市の美山町。重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。雪が降ると、その原風景がさらに味わい深いものになります。
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今ではもうあまり見かけることのなくなった赤い円筒型のポスト。何気ない光景が絵になります。歩道には花灯籠(電灯)が設置され、道を照らしてくれます。雪灯籠500基、竹灯籠100基、花灯籠150基、LED灯籠200基、計900基以上の灯籠がかやぶきの里を温かい光で包みます。

美山町には多くのかやぶきの民家が現存しています。駅からも遠く車がないと行きにくい場所ではありますが、だからこそ残っている光景です。民家ライトアップは2月末まで。ぜひ訪ねてみてください。
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名称:美山かやぶきの里
住所:京都府南丹市美山町北揚石21−1
参考記事:https://kyotopi.jp/articles/d6Fg9

一生に一度は拝みたい「雪化粧の金閣寺」

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京都に数ある寺社の中でも、ことのほか雪化粧が絵になる美しさといえば金閣(舎利殿)でしょう。一生に一度は見たい景色と言っても過言ではありません。
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雪の日は交通機関が混雑しますが、それでも見たい!という人が金閣寺に訪れます。行列が境内の外まで続くこともありますが、雪の中を並んでも見る価値があります。
雪に包まれた景色の中、池に映る金の舎利殿は言葉にできない美しさ。

なかなかお目にかかることは難しいですが、雪が降った日があったらぜひ雪化粧の金閣を訪れてみてください。
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名称:金閣寺(鹿苑寺)
住所:京都市北区金閣寺町1
参考記事:https://kyotopi.jp/articles/FxceX

一面銀世界、まるで墨絵のような嵐山を散策

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まるで一幅の水墨画のような、雪に覆われた嵐山・渡月橋。滅多に見ることのできない景色ですが、わびさびの極致に言葉を失います。
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ぼんやりとした冬の曇り空と弱々しい太陽すら、絵になりますね。まるで現代の景色ではないかのような風情ある佇まいの渡月橋です。
そんな雪の中でも、お馴染み人力車の車夫さん達が地下足袋で雪かきをしているのはさすが。

生粋の観光地だけあって、天候が悪化した場合も避難できるカフェや休憩所が多いのは嬉しいところ。雪が降ったら、この水墨画の風景を見に嵐山に足を運んでみてください。

風情ある酒蔵が立ち並ぶ、龍馬ゆかりの伏見桃山エリア

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雪化粧された神社仏閣もいいですが、風情ある酒蔵が立ち並ぶ伏見桃山のまた美しい景色が広がります。新高瀬川沿いにある松本酒造はテレビや雑誌、教科書でも見かける伏見を代表する景色です。
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宇治には月桂冠の大倉記念館などもあり、春には桜が咲き誇る桜の名所でもあります。十石船での花見は有名ですね。
桜の名所と知られている長建寺は、島の弁天さんと呼ばれ親しまれています。雪化粧した街は、まるで平成の時代とは思えない景色が広がります。

また、坂本龍馬ゆかりの地、寺田屋は江戸時代から続く旅館で、幕末を代表する史跡のひとつ。現在の建物は、鳥羽・伏見の戦いで焼失し、再建されたものになりますが、幕末好きならぜひ訪れたい所です。
いかがでしたか?ご紹介したのは2017年の様子ですが、2018年も大寒波で寒さが厳しいというウワサも。雪になったらカメラを片手に、なかなか見られない雪化粧の京都を散策してみてくださいね。
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