2019年5月8日 更新

【京都和菓子めぐり】知る人ぞ知る幻の絶品わらび餅名店!プルンプルンの薄皮が醍醐味☆「喜仙堂(きせんどう)」

おおきに~豆はなどす☆今回は山科区の住宅街にある、知る人ぞ知るわらび餅の名店。ちょうど季節菓子として買ってみました。

山科の住宅街にある知る人ぞ知る絶品わらび餅

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山科駅から南へ。
とんかつの熟豚のある通りをさらにずっと南下した住宅街。そんな中にあるこちらのお店。
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京都で老舗と呼ぶにはまだ創業若めですが、それでも創業50年余りの古めの和菓子店。
昔から茶道をたしなむ方の間では有名なお店で、とくにわらび餅はこちらの看板商品で通年扱う銘菓。

以前何度か食べたことがあり、ちょうどわらびのシーズンということもあり季節菓子をいただこうとやってきました。
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こじんまりとした店内。
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わらび餅や最中など、和菓子がいろいろと並びます。進物用のディスプレイも。
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今回いただくのがこちらのわらび餅。箱買いしないといけないのか?と思ったら、バラ売りもやってます。1個220円。

見た目、わらび餅ちゃうやん!て思う方もいるかもしれませんが、京都のわらび餅、これまで有名どころをいろいろ食べ歩きしてると、大体大きく2つのタイプに分けられます。一つは丸めたわらび餅に黒蜜や黄粉などをつけていただくタイプ。そして、もう一つはさらにそのわらび餅を薄皮状にしてアンコを包んだタイプ。

前者は、つくり立てを演出したものもありますが、熱々で練り上げたわらび餅を冷やして固めたもの。後者はさらにわらび餅を薄く伸ばしてでアンコを包んだもの。単純にどちらが菓子づくりの技術的に難しいかと考えると、構成要素が多いこともあり、後者だと。

そんなこともあり、わりとこのタイプのわらび餅ってなかなかレアだと個人的には思っているんですが。他、三条木屋町にある「月餅家 直正」さんのも同じタイプ。
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で、買ってみました。
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ちょっと小ぶりで、もしかしたら大口の人なら一口で食べられるサイズかも(笑)
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黄粉がまぶされています。
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そして断面図。
これを見て。わぁ~スゴイと思うのは私だけかもしれませんが。まるで生き物のように扱いづらいわらび餅をこんな風に薄く伸ばし、漉し餡に包んであります。

数年置いて熟成させた上質なわらび餅粉を使用。なので、この琥珀色のわらび餅部分。
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で、一口。
漉し餡がなめらかで、とても上品で繊細な甘さ。黄粉の風味もアクセントで、口の中で溶けるように消失する漉し餡としばらく舌の上でねばるわらび餅。その食感の面白さ。

お茶会のお菓子として贔屓にしてる方多いと聞きましたが、まさしくお抹茶との繊細な味の組み合わせとしてふさわしいわらび餅。あ、普段使いのお菓子としてももちろんいいと思いますが(笑)

知る人ぞ知るわらび餅をご賞味あれ!

ヨ~イヤサ~♪

喜仙堂 への口コミ

詳細情報

住所:京都市山科区西野大手先町1−14
電話番号:075-581-5454
営業時間:9:30~18:00(売切れ次第閉店の可能性あり)
定休日:火曜日、第1月曜日
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