2022年6月16日 更新

【京都花めぐり】洛東ぶらり☆南禅寺の梔子&夏椿~野村碧雲荘の花菖蒲~金地院の紫陽花

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は左京区、南禅寺界隈にある名所に咲く季節の花を早朝めぐってみました。6月12日撮影

南禅寺

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左京区南禅寺エリア。臨済宗南禅寺派大本山『南禅寺』があります。日本の禅宗の寺院の中で最も格式が高く京都五山の中でも別格寺院。そのシンボル的存在である三門。歌舞伎狂言「桜門五三桐」で、大盗賊石川五右衛門が満開の桜を眺めながら放った「絶景かな絶景かな~」のセリフで広く知られる門。
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その三門前の参道脇に一際清楚な雰囲気の白い花をつけているクチナシ。ちょうど6~7月にかけて開花します。ちょうどこの時見頃を迎えていました。
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さらに三門をくぐり、参道を進むと法堂がありますが、そのそばに白い花が。つぼみの状態でまだ開花待ちのものもありますが、花ごと景気よく落花していたり。これは夏に咲く沙羅双樹(夏椿)。ツバキといえば冬のイメージですが、こちらは文字通り夏に咲くツバキ。落花の様子は冬も夏も変わりなくツバキそのものの様子をあらわしています。
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この日は水路に沢蟹も多数いて、水路どころかアスファルトの道を歩いているものもいました。早朝は比較的無防備に活動しています。
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境内を通る琵琶湖疏水の分線の水路橋『水路閣』。明治時代に完成したレンガ造り建築で南禅寺発祥の地・南禅院前にあります。ちょっと不思議な景観をつくり、それが南禅寺らしいとも言えます。サスペンスドラマのロケ地としても有名です。


名称:南禅寺
場所:京都府京都市左京区南禅寺福地町
電話番号:075-771-0365
関連URL:http://www.nanzen.net/index.html

野村碧雲荘

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南禅寺からさらに北へ。静かな佇まいの別荘が立ち並ぶエリア。その一角にある『野村碧雲荘』。大正時代から昭和時代にかけて、日本の実業家・二代目野村徳七の別荘として、南禅寺界隈に築造した数寄屋造りの別邸。2006年には国の重要文化財にも指定されています。一般公開はされていませんが、その玄関口の庭園には毎年この時期、生垣越しに花菖蒲の咲き誇る様子が見えます。この時ちょうど見頃を迎えていました。生垣に隠れるように咲いているため、つい素通りして見過ごしてしまう、知る人ぞ知る花菖蒲の穴場スポット。


名称:野村碧雲荘
住所:京都府京都市左京区南禅寺下河原町37
関連サイト:http://hekiunsou.jp/

金地院

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南禅寺からねじりまんぽ、蹴上に向かう道沿いにある南禅寺塔頭『金地院』。応永年間(1394~1428)足利義持が北山に創建。その後、慶長10年(1605年)、徳川家康の信任が篤く、江戸幕府の幕政に参与して「黒衣の宰相」と呼ばれた崇伝により現在の地に移築。小堀遠州作庭の枯山水庭園が有名ですが、徳川家康の遺言により建立された全国3つの東照宮のうちの一つがここにあり、その東照宮の楼門脇にいつもこの時期咲き誇る紫陽花がちょうど見頃を迎えていました。

名称:金地院
場所:京都市左京区南禅寺福地町86-12
電話番号:075-771-3511

最後に

お寺めぐりや観光で花に着目してめぐってみると、ふだん気にも留めていなかったような花が咲いていることに気づき、その種類や色も豊富であることがわかります。そんな視点で観光してみるのも面白いですね。
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